親子四代に渡ってオリーブと柑橘を育てる、香川県小豆島の農園「井上誠耕園」は、毎年季節限定で搾る「小豆島産緑果オリーブオイル」と「小豆島産アルベキーナオリーブオイル」を、11月6日(月)より販売を開始した。
今だけ楽しめる搾りたてのおいしさを、自宅で味わってみたい。
オリーブの島・小豆島で作るこだわり
瀬戸内海に浮かぶ香川県・小豆島は、古くから海上の要所として栄え、近年はオリーブの島として多くの観光客が訪れている。
「井上誠耕園」は、小豆島で昭和15年から四代に渡って農業を営んでおり、平成28年にはオリーブ植栽70年を迎えた。現在は三代目園主のもと、柑橘とオリーブの栽培から加工・販売までを一貫体制で行っている。
小豆島で一粒一粒収穫した2種類のオリーブオイル
同農園では、一年をかけて人の手で栽培と搾油を行うことで、高品質な小豆島産ならではの美味しさを追及したオリーブオイルを生産している。
こだわった小豆島産のオリーブオイルを作るために、まずは健康でおいしい果実を育てることが大前提。手摘み・手選別によって実を傷付けないように収穫し、すぐに搾油しておいしさを保っている。
そして、収穫したばかりの新鮮さ。ワインと違って時間がたつほど酸化してしまうので、搾りたての今が一番おいしく味わえる。
すっきりとした繊細な味
「小豆島産緑果オリーブオイル」は、手摘みならではのすっきりとした繊細な味わいだ。
三代目園主の井上智博氏がテイスティングを行い、今年の味を決めていく。園主がこだわり続けるミッション種を中心として、その年の天気や気候に合わせ、苦み・辛み・爽やかさなどのバランスを考えながら味を整え完成させている。
今年は収穫前に雨が少なかったが、強く立派に育ったオリーブ果実を使った、洗練された爽やかな香りが楽しめる。
甘く繊細な香りが特長
「小豆島産アルベキーナオリーブオイル」は、ジュースのような甘くやさしい味わいが特長で、アルベキーナ種はオリーブの原種に最も近いと言われている。
三代目園主がスペインでオリーブを学ぶ中で、険しい崖の上でもたくましい姿でたたずみ、まるで自然の生命力を見せつけるかのように枝を張りめぐらせているアルベキーナの木と出会った。しかし、食べてみて、そのたくましい木の見た目とは真逆の「甘くてやさしい味わい」に驚き、「この感動、この美味しさを絶対に日本にも伝えたい」と思い、小豆島に約200本の苗木を持ち帰り、植樹した。
同農園では、丸く小粒の果実をたくさん実らせるアルベキーナ種の収穫に手間をかけ、地面に網を敷き詰めることで、一粒ひとつぶ実を取り損ねることがないよう工夫している。
同商品は、アルベキーナ単一品種だけで作った貴重なおいしさだ。
いずれも数量限定品。今だけの、新鮮なオリーブオイルの味を堪能しよう。
井上誠耕園オリーブオイル
(田原昌)