さすがにニュー◯◯とはいかなかった?2代目(2004年)
2代目ミラジーノは、先代からのなりゆきで「NEWミニのオマージュ?」と思われることもあるが、レトロカーデザインの新境地と思えばなかなか味があり、街で見かけてもなかなか絵になるクルマだ
ベースの5代目ミラが2002年に6代目L250系へモデルチェンジして以降も継続生産されたミラジーノですが、2004年にはついにモデルチェンジ、さて旧ミニそっくりだったデザインは引き継がれたか…と思えば、またまたビックリ!
この曲線的な佇まいはなんというか…BMWがブランドを受け継ぎ、2001年に発売した「NEWミニ」を意識したデザイン…なのかなと?
さすがに「もうミニと呼べない大きさ」と言われたNEWミニを、日本の軽自動車規格そのままで再現するのは不可能でしたが、では他の何に似ているかと言われても困りますし、やはり意識はしたけど無理はせず、よくまとめたデザインと言えるかもしれません。
ターボエンジンなしの4速AT専用車でしたから、先代までの走り系ユーザーは多くが離れて販売の勢いもソコソコ程度ではありましたが、余計な先入観を持たずにジックリ見れば、日本の古い町並みにも似合う落ち着いた大人の雰囲気があります。
ムーヴやタントの台頭で、ダイハツの主力車種から滑り落ちたミラが実用車に徹していたのに対し、派生車種とはいえ別ボディで果敢にクラシックとモダンの融合に挑戦した2代目ミラジーノは、レトロ系デザインに対するダイハツの新境地だったのかもしれません。
ただ、「これにMT+ターボ車があれば買いだったかもしれないのに」と思っていたユーザーもいたであろうと思えば、ちょっと惜しいところでしたが。
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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