MF南野拓実は、先月につづきサッカー日本代表「森保ジャパン」のメンバー入りが期待されているが、所属先のASモナコで序列低下が顕著に。オーストリア1部レッドブル・ザルツブルク時代にも指導を受けたアドルフ・ヒュッター監督が、ライバルMFの活躍を称えている。
南野は昨季出場機会に恵まれなかったものの、今年夏にヒュッターの監督就任をきっかけに立場が一変。リーグ戦10試合出場で3ゴール3アシストと結果を残すなど、シャドウ(前線1トップの背後)のポジションでレギュラーを掴んだかに思われた。
しかし9月下旬に内転筋を痛めて以降はゴール、アシストともになく、今月5日のリーグアン第12節スタッド・ブレスト戦では途中出場でプレー時間は10分程度。徐々にパフォーマンスが下降線を辿っているだけに、控え要員降格が現実味を帯びている。
またブレスト戦では、シャドウのポジションで先発出場のMFアレクサンドル・ゴロビンが1ゴール1アシスト。チームも2-0と勝利しただけに、ヒュッター監督は「ゴロビンは90分間走り続けることができる。リーグアン最高の選手だ」と絶賛している。
先月、日本代表復帰を果たした南野。カナダ戦でスタメン出場のほか、チュニジア戦でも途中出場したが、シュートの精度を欠いている。ラツィオ所属MF鎌田大地やレアル・ソシエダ所属MF久保建英とポジション争いのライバルが多い中、南野の巻き返しを多くのファン・サポーターが期待している。