ミケル・アルテタ監督(左)冨安健洋(右)写真:Getty Images

 プレミアリーグ(イングランド1部)アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋は、今月8日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)セビージャ戦の前日会見に出席。ミケル・アルテタ監督に日本人選手獲得を勧めた過去を明かしている。

 2021年夏にセリエA(イタリア1部)ボローニャからアーセナルへ完全移籍した冨安。加入直後は右サイドバックでレギュラーに定着していたものの、度重なる負傷離脱により、控え要員に。今季も左サイドバックでDFオレクサンドル・ジンチェンコとのポジション争いで後れをとっていた。それでもスーパーサブとして結果を残すと、今月4日のプレミアリーグ第11節ニューカッスル戦でフル出場。セビージャ戦でもスタメン出場が期待されている。

 同選手はCLグループステージ第4節セビージャ戦を前に、アルテタ監督とともに会見で記者からの質問に回答。その中で「監督に日本人選手の獲得を勧めたことはあるか」という問いに対して、「(日本人選手の獲得を勧めたのは)昨シーズンではなくて、1年目だったかな。でも、名前は言いたくないですね」と、苦笑いしながら回答している。

 そんな冨安は、両利きの選手として重宝されているが、本人は「正直に言うと、両足でボールを扱えるようにトレーニングしたわけではないですね。子供の頃、右足にボールがあるときは右足でプレーし、左足にあるときは左足でプレーしました」と語っている。

 複数ポジションを任せられるユーティリティ性や、高いプロ意識などでアルテタ監督から高い評価を受けている冨安。アーセナル加入1年目の2021/22シーズンに、冨安と指揮官の会話で出てきた日本人選手が誰なのか気になるところだ。