地震発光は作り話ではない

かつて、地震発光は別の光の見間違いだと思われていたり、作り話だと思われていたことが多くありました。

しかし、防犯カメラやスマートフォンの普及により、地震発光は実際に起こるという説を裏付けるような映像が増え始めています。

2016年11月14日(日本時間13日)、ニュージーランドで発生したマグニチュード7.8の強い地震の際、青白く光る空が撮影されています。

2007年、ペルーで発生したピスコ地震の際も、防犯カメラ映像に発光現象がとらえられています。

また、まだ記憶に新しい今年2月に発生したトルコの地震でも、同じように青白く光る地震発光がとらえられていたようです。

これらの地震発光と思われる光はどれも白く、または青白く光っているのが特徴で、雷とは違う独特の光り方をしています。

まだメカニズムが解明されたわけではなく、謎が多い現象ですが、今後も動画などのデータが増えることでさらに研究が進むでしょう。

もしかすると、地震発生の予測などにも役立つかもしれません。

地震大国の日本に住む身としては非常に気になるところですね。

参考文献
Mysterious Lights Flashed in The Sky Before Morocco’s Devastating Earthquake
元論文
Prevalence of Earthquake Lights Associated with Rift Environments