米国議会下院がイスラエルへの143億ドルの援助を含めた予算案を可決しました。しかし、ウクライナ支援が除外されており、米国上院とバイデン政権は反発を示しています。
米議会下院、野党共和党提出のイスラエル支援予算案を可決 ウクライナ支援は除外 バイデン大統領は拒否権行使の考え P38vSEaUt2
— TBS NEWS DIG Powered by JNN (@tbsnewsdig) November 3, 2023
イスラエル支援法案は多数の共和党の賛成で可決しましたが、民主党の大部分は反対しています。
共和党多数の米下院は木曜日、イスラエルへの軍事支援143億ドルを含む緊急予算案を賛成226/反対196票で可決。バイデンと民主党が求めていたウクライナへの支援と、大企業及び富裕層への増税、IRS(歳入庁)強化金は盛り込まれず。GLDAUE4u
— deepthroat (@gloomynews) November 2, 2023
民主党の反対はウクライナ支援が除外されていることが一因ですが、バイデン政権がインフレ対策法を通じて増額した内国歳入庁の予算削減も法案で定められていることが同党の反発を生みました。
下院は$143億のイスラエルへの支援法案を公開・David's slingとアイアンドームへの支援$40億を含む・IRAで可決したIRS(内国歳入庁)への増額から$143億の歳出削減を含む・11/1(水)から下院規則委員会で採決開始・シューマー上院院内総務は反発。PJvnWnhEqX
— Reika.H (@doll__en) October 30, 2023
形式的であっても米国で超党派の合意があるイスラエル支援に対して民主党が反対したという事実は共和党に付けこむ隙を与えます。
イスラエル支援とIRS予算削減の二者択一を民主党議員に迫るいやらしい法案を粛々と推進するジョンソン、やり手なのでは……?HJaFMjqiXM
— 茶会太郎 (@Small_TP1) November 3, 2023
新しく下院議長に就任したジョンソン氏は追加のウクライナ支援に懐疑的だと見られていましたが、責任ある役職についてからは軌道修正を試みています。
予想外の新下院議長発言👵
ウクライナ支援予算に否定的、と言われていたM.ジョンソン
「ウクライナでのプーチンの優勢を許すわけにはいかない。ウクライナで止まるとは思えないからだ。中国が台湾に対して行動を起こすことを奨励し、力を与えることになる。私はウクライナを見捨てない」
おやおや🌸 E3eqFnaz pic.twitter.com/GtSwiJjqcK
— 株式投資が趣味のおばあちゃん🌷 (@1989hatooku) October 27, 2023
共和党内の意見に押され、ジョンソン氏はイスラエル支援法案からウクライナ支援を除外することを余儀なくされています。
ジョンソン米下院新議長は、ウクライナとイスラエルの支援策を分割すべきと主張。共和党上院の意向に沿い、同党として一枚岩の姿勢を打ち出した格好。
11月17日に期限切れを迎えるつなぎ予算を控え、1月中旬か4月中旬までの暫定予算の成立を目指し、政府機関閉鎖を回避を狙います。 pic.twitter.com/ARtkQCxV6I
— Street Insights (@Street_Insights) October 28, 2023
上院で多数派の民主党は下院が可決した法案を否決する構えでいます。
下院共和党(ジョンソン議長)のイスラエル支援案(ウクライナ支援を含まないなど)をバッサリ拒絶する上院民主党トップのシューマー。「この提案は採決前に死んでいる」とケンシロウのようなコメントも。M87xaes0hT VQqwzkBSy
— JD (@JDWorldBriefing) November 2, 2023