高いスキルよりコミュ力が大事
昨今、フリーランスになりたいとか副業をしたい人は増えている。筆者も関連書籍を出版しているということもあり、時々相談を受けることがある。多くの人は「起業したいが自慢できるほど高いスキルがないのが不安」というが、自分で事業をする上ではバカ高いハイスキルよりも仕事が速い方が圧倒的に強い。そして仕事の速さは意識と創意工夫で誰でも作れる。
「それなら他の人はとっくにやっているのでは?」と思うかもしれないが、そんなことはない。自分はフリーランサーに仕事を発注してプログラミングなどをしてもらう立場なのだが、コミュニケーション能力に難がある人は大変多いと感じる。
・まともに返事がない ・納期を過ぎてもお構いなし ・聞かれていることに答えない
こういう当たり前のコミュニケーションができない人は世の中、驚くほど多い。なので、こちらの頼んだ通りにやってくれるだけでも「おお、この人いいな。次もお願いしたい!」と感じてしまうほどである。これに速さが加わればそれだけで大きな差別化になる。自分も今付き合いのある相手は全員が仕事の速い人だけである。
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自分が会社員やパート・アルバイトの立場では分からなかったが、個人で勝負する世界ではタレント業や一部の天才でない限り、原則仕事は他人と奪い合いという本質がある。どんな仕事でも大抵自分の代わりなど他にいくらでもいる。だからこそ仕事は速くこなす。それだけで「他の人ではなくぜひあなたに頼みたい」と言われる人材になることは十分可能なのだ。
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提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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