サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今月からFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選に臨むが、怪我人が続出。DF板倉滉(ボルシアMG)、MF旗手怜央(セルティック)、GK中村航輔(ポルティモネンセ)の欠場がほぼ確実とみられる中、DF橋岡大樹(シント=トロイデンVV:STVV)にも招集外の可能性が浮上している。
橋岡は所属先のSTVVで、右ウイングバックのレギュラーとして活躍。ここまでリーグ戦12試合の出場で2ゴール1アシストをマーク。9月以降は森保ジャパンにも招集されており、DF菅原由勢(AZ)らとポジション争いを繰り広げている。
そんな中、今月3日に行われたベルギー1部リーグ第13節オイペン戦でも先発出場すると、ミドルシュートを放つなど攻撃面で存在感を発揮。しかしベルギー紙『Het Belang Van Limburg』は「橋岡はハムストリングの負傷により、77分で途中交代となった」とリポート。
トルステン・フィンク監督は同選手の状態について「彼は刺すような痛みを感じて交代を求めてきた。数日以内には、どれほど深刻な怪我であるのか分かるだろう」と離脱の可能性を示唆。今週なかばに代表メンバー発表があるだけに、負傷離脱により招集外となる可能性は十分に考えられる。
なお先月のカナダ戦、チュニジア戦で招集された選手では、DF板倉滉(ボルシアMG)が足首を手術。復帰時期は今月中旬以降とみられる。またチュニジア戦でFW古橋亨梧(セルティック)のゴールを演出したMF旗手怜央(セルティック)が、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)アトレティコ・マドリード戦で負傷。年内の復帰は厳しいと報じられている。
またポルティモネンセの正守護神として活躍していた中村は、9月12日に行われた国際親善試合トルコ戦で、前半終了間際に相手選手との接触により右肩を負傷。以降、ポルトガル1部リーグ戦全試合を欠場しており、先月の代表戦でもメンバー外。ポルトガル紙『ア・ボーラ』が今月2日に「コンディション回復が遅れている」と伝えると、4日のリーグ戦でもベンチ外だった。