大宮アルディージャは今月4日に行われた明治安田生命J2リーグ第41節で、清水エスパルスに0-4と大敗。リーグ戦1試合を残して、J3降格圏の21位で終えることが確定した中、スポンサーからの来季継続宣言や同クラブに対するゲキが話題を呼んでいる。
大宮は2017シーズンのJ2降格を最後に一度もJ1に復帰していないほか、2021年から今年にかけて4度にわたり監督交代。今季も5月17日の第16節いわきFC戦で1-2と敗れて最下位に転落した後、クラブは相馬直樹氏から原崎政人氏への監督交代に踏み切っていた。
しかし監督交代後も浮上のきっかけをつかめず、J2残留争いを展開。9月24日の第36節・徳島ヴォルティスから4連勝と終盤に巻き返したものの、先月29日の第40節ヴァンフォーレ甲府戦では0-2と完敗。そして敵地で行われた清水戦では、序盤から失点を重ねて黒星を喫した。
クラブ史上初となるJ3降格が濃厚である中、大宮のパートナー企業である『株式会社青美企画』は、清水戦後に公式X(旧ツイッター)アカウントを更新。アウェイエリアから眺めたIAIスタジアム日本平の風景をアップした上で、以下のように綴っている。
「奇跡は起きず!J3が絡む為、降格は決定してないがJ2リーグとしては降格圏。フロントには思ってる事を言わせて頂きます! 悔しいままでは終われない! 来シーズンもパートナーを継続します。1年でJ2に復帰できる運営費、戦力の維持と補強をお願いします。これ以上、地域の方、ファンサポーターを悲しませないで下さい。来シーズンこそ強い大宮アルディージャ が見たい!!」
この投稿にファン・サポーターからは「ありがとうございます」「素晴らしいパートナー様です」などと、感謝のメッセージが殺到。「本気の改革を」「クラブにもっと物言うべき」といった声も上がっている。
なおJ3リーグでは愛媛FCが首位を独走する中、J2クラブライセンスが交付されなかったFC大阪が5位。J2自動昇格圏である2位鹿児島ユナイテッドFCとの勝ち点差は「8」である。そのためえ、FC大阪がJ2自動昇格圏の2位に入った場合、大宮はJ2からJ3への降格を免れる。