キム・ミヌ 写真:Getty Images

 かつてサガン鳥栖でプレーしていた韓国代表MFキム・ミヌに、Jリーグ復帰の可能性が浮上。AFCチャンピオンズリーグ出場クラブ(浦和レッズや横浜F・マリノス、川崎フロンターレなど)からの関心が、韓国国内で報じられている。

 現在33歳のキム・ミヌは、2010年から7シーズンにわたり鳥栖でプレー。背番号「10」を着用する中、2011シーズンのJ1昇格に貢献したほか、J1昇格後も主力選手として活躍していた。また鳥栖退団後は韓国1部・水原三星や韓国国軍傘下の金泉尚武FCに在籍。昨年から中国1部・成都銭宝でプレーしており、2022シーズンはリーグ戦全34試合スタメン出場で4ゴール9アシスト。今季も左サイドでレギュラーを張るなど、水原三星時代の恩師であるソ・ジョンウォン監督のもと、攻撃陣に欠かせない選手として活躍している。

 そんな中、韓国メディア『OSEN』は今月はじめに「成都銭宝の中心選手であるキム・ミヌに、JリーグやKリーグ(韓国)のクラブが関心。AFCチャンピオンズリーグ出場クラブをはじめ、Jリーグ複数クラブが彼を迎え入れるための用意を進めている」とリポート。

 Jリーグクラブがキム・ミヌ獲得に興味を示す理由について「複数のポジションでプレー可能である上に、日本語でほぼ完ぺきにコミュニケーションがとれる。サガン鳥栖で見せた献身的な姿もよく知られている」と綴っている。

 なおドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、キム・ミヌと成都銭宝の契約期間は2024年1月までとのこと。移籍金ゼロでの獲得も可能であるだけに、複数の日本、韓国クラブによる争奪戦激化が予想される。