加工工場内でのチェック体制はどうなっていたのか

 人気チェーンということもあり、サイゼリヤの動向が大きくクローズアップされることは珍しくない。今年7月には粉チーズ(グランモラビア)の無料提供を終了させることを発表し、SNS上では大きな反響が沸き上がった。そこに続いて起きたのが、今回の不祥事となった。

「全国に1000店舗以上を展開していれば、どんなに安全管理を徹底していても、収穫から保管、配送、加工、調理の過程において野菜に異物が混入するといったアクシデントはどうしても起きてしまうものだし、今回は外部から金属片などが入ったわけではなく、栽培時からレタスに混ざっていた生き物がそのまま残ってしまっていたということなので、飲食チェーン側がこれでバッシングを浴びてしまうのも酷だろう。

 SNS上では『やむを得ない』という冷静な反応も目立つが、消費者からの期待値が高い分、サイゼリヤのブランドや信用の失墜は避けられない。子どもを持つファミリー客も多く、一定の客離れも避けられないだろう。安全管理体制のどこかに綻びが生じ始めているということであり、加工工場内でのチェック体制はどうなっていたのか、また作業担当者の労務環境に無理がなかったのかなど、いまいちど見直しが必要といえる」(同)

(文=Business Journal編集部)

提供元・Business Journal

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