そごう・西武は10月25日、プラダジャパン元社長のダヴィデ・セシア(Dvide Sessia)氏が11月1日付けで取締役執行役員副社長に就任すると発表した。

 そごう・西武は9月1日付けで、セブン&アイ・ホールディングスから米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに売却された。売却に際し、ヨドバシホールディングスがパートナーとなった。同社は、西武池袋本店に「ヨドバシカメラ」が入居することを受け、元々入居していた外資系高級ブランドの撤退が懸念されている。

 今回同社の副社長に就任したダヴィデ・セシア氏は1967年イタリア・ミラノ生まれ。1992年に来日以来、数々の海外アパレルブランドの日本支社でマネジメントを経験している。ベネトンジャパンのCFOを経て、2000年にはプラダジャパンの社長に就任。「ミュウミュウ(MIU MIU)」や「チャーチ(Church’s)」などの日本国内および海外の子会社を統括していた。ブランドビジネスの経験が豊富なセシア氏を迎えることで、今後のブランドとの交渉と西武池袋本店の改装を円滑に進める狙いがあると見られる。

 就任に際しセシア氏は「外国人と して日本で30余年キャリアを積む中で培った幅広い経験と客観的視点をもって、これからの日本の社会 変化や消費者ニーズに合致した百貨店として、同社を発展させていきたいと思います」とコメントしている。

文・大澤文/提供元・SEVENTIE TWO

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