当連載ではないが、去る10月7日に 『やっぱりロレックスはダントツだった。世界最大の高級時計ECサイトが愛好家の購入動向の調査結果を発表!』(関連記事参照)。こんな見出しの記事を書いた。
ドイツにあって、毎月1000万人以上が利用する世界最大級の高級時計ECサイト“クロノ24”が発表した「時計愛好家の購入動向調査レポート」についてである。
このレポートは、クロノ24ユーザーの膨大なデータを基に、最初に買った1本目の時計から20本目として買った時計までを調査、何本目にどのブランドを買ったかを集計し、購入本数を重ねるごとに、ターゲットとする時計ブランドがどのように変わっていくのかを考察したものだ。
詳しくは割愛するが、ロレックスについてだけ触れると、最初に入手する時計から20本目の時計として購入する時計に至るまで、何本目だろうがロレックスを選ぶ確立は一貫して34~38%と極めて高い数値(他は高くても数パーセント)だった。
ロレックスの場合、エントリーモデルからハイエンドモデルまでラインナップが充実している。しかも、エクスプローラーにしてもサブマリーナーにしても、実用時計としてのコンセプトが明確でわかりやすいうえに、それぞれのモデルの個性が際立っているため選択肢が幅広くて狙いやすい。
さらに、何十年経っても基本デザインが変わらないことからコレクション性が非常に高く、ほかのブランドに比べて複数所有する傾向もかなり強い。こういったことが結果に表れているような気がする。
以前に当連載で書いた過去記事で「ロレックスが多くの支持を集める四つの理由」と題して
1、デザイン
2、品質(堅牢性と耐久性)
3、高性能
4、リセールバリュー
それぞれについて4回(関連記事参照)にわたって書いた。
そこでも触れているが、当然、時計愛好家の中にもロレックスを好まない人はけっして少なくない。しかし、そういった人たちでさえ時計としてのクオリティについて否定的な意見を聞いたことがない。実用時計としての安心感。世界中で支持される理由はまさにこれに尽きるのではないか。
提供元・Watch LIFE NEWS
【関連記事】
・【第4回-セイコー(プレザージュ&セイコー 5スポーツ)】3大国産時計の売れ筋モデルを調査、本当に売れた時計BEST3
・【1位〜5位まで一挙に紹介します】“タイムギア”読者が選んだ、欲しい腕時計ランキングTOP10-後編
・進化したエル・プリメロを搭載したゼニスの意欲作、“クロノマスター スポーツ”が登場
・菊地の【ロレックス】通信 No.078|小振りで着けやすいベーシックな旧エアキング
・アンティークの無名クロノグラフって知ってますか?