かつてヴィッセル神戸でプレーしていたDF小林友希は、スコットランド1部セルティックで構想外に。現地ではJリーグ復帰の可能性が報じられている。
小林は昨年11月に神戸からセルティックへ完全移籍も、アンジェ・ポステコグルー前監督のもと昨季は公式戦7試合の出場にとどまっていた。そしてブレンダン・ロジャーズ監督の就任後も、今年7月に行われた日本ツアーの横浜F・マリノス戦で前半から失点に絡むなど、低調なパフォーマンスを露呈。その横浜FM戦で負傷退場すると、復帰後も公式戦で出番がない。
セルティックはDFマイク・ナブロツキ、DFグスタフ・ヨハン・ラガービエルケ、DFスティーヴン・ウェルシュ、DFキャメロン・カーター=ヴィッカース、DFリアム・スケールズ、DFナサニエル・フィリップスとセンターバックを多く抱えているだけに、小林はスコットランド1部リーグでのベンチ入りはわずか1試合。
ロジャーズ監督は先月下旬の会見で「小林はこの夏にレンタル移籍でチームを離れていただろうし、離れる直前に怪我をしただけだ。彼は本当によく練習しているし、悪いことをしているわけではない。彼の態度は素晴らしく、本当に一生懸命仕事に取り組んでいる。だが、我々がプレー可能なセンターバックの数は限られている」と、同選手の構想外をほのめかしていた。
すると英メディア『フットボール・スコットランド』は、セルティックが来年1月の移籍ウィンドウで放出する可能性のある選手として、小林やフィリップスなど8名を列挙。小林について「今年1月にポステコグルー前監督と契約したが、この日本人センターバックはまだうまくいっていない。スコットランドでの試合におけるフィジカルレベルに対応できるほど頑丈には見えない。完全移籍にせよレンタル移籍にせよ、母国復帰の可能性がある」と伝えている。
セルティック所属の日本人選手では、FW古橋亨梧やMF旗手怜央、FW前田大然が主力選手として活躍する一方、MF岩田智輝は監督交代後に出場機会が減少。ただ先月末に行われたUEFAチャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリード戦で旗手が負傷。現地メディアは旗手の代役として岩田に期待を寄せている。