久保建英 写真:Getty Images

 レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英は、以前からレアル・マドリード復帰が噂されているほか、マンチェスター・シティ移籍の可能性も浮上。マドリードは久保の再獲得にむけて、昨季までミランでプレーしていたMFブラヒム・ディアスを交換要員として差し出す可能性があると、現地で報じられている。

 マンチェスターCの下部組織出身であるディアスは、2019年1月にマンチェスターCからマドリードへ完全移籍。しかし出場機会に恵まれず、2020/21シーズンから昨季までミランでプレーしていた。そのミランでは背番号「10」を着用するなど、主力選手として活躍。今年6月にレンタル移籍期間満了によりマドリードへ復帰したが、今季はここまでラ・リーガでスタメン出場わずか1試合と、ベンチ要員に甘んじている。

 スペインメディア『fichajes』は「マドリードは久保を獲得するために、ソシエダにオファーする可能性がある」と見出しをうち、「ミランで好成績を収めたディアスが期待通りの結果を残していないことから、ソシエダでの久保の活躍はマドリード幹部に思惑を与えている」とリポート。

 スペインメディア『El Gol Digital』は以前、久保とソシエダの契約内容について「契約解除条項は6000万ユーロ(約95億円)、マドリードが同選手の保有権の50%を保有」と伝えていたが、『fichajes』は「マドリードは移籍金を安くするために、ディアスを交換要員に盛り込む可能性がある」としている。

 一方、久保はソシエダでのプレーに満足しているほか、マドリード復帰に前向きではない模様。スペイン紙『Relevo』は「久保は控え要員として、マドリードに復帰するつもりはない」と報じている。

 マドリード時代に複数回のレンタル移籍により、思うような結果を残せなかった久保。ディアスがベンチ要員であることもあり、マドリード復帰の場合には再び出場機会が限られる可能性も考えられる。