カンボジアサッカー連盟(FFC)が、カンボジアプロサッカーリーグで最高経営責任者(CEO)を務める日本人の斎藤聡氏との契約を更新しないことを決定したと、多くのメディアが報じている。
斎藤氏は、FCバルセロナのスタッフを経て、日本サッカー協会(JFA)やアジアサッカー連盟(AFC)などで要職を歴任し、2021年10月にカンボジアで創設されたカンボジア・プレミアリーグ(CPL)の初代CEOに就任していた。
カンボジア発のプロリーグとして整備されたCPLには、8クラブが参戦。斎藤氏はCEO在任時、CPLのスポンサー誘致や施設・インフラ面、マーケティングなどリーグのブランディング改善に多大な貢献を果たした。
東南アジアの中でもサッカー弱小国の扱いをされることが多いカンボジアだが、近年は徐々に力をつけている印象。特に若手の成長が目覚ましく、東南アジアの雄であるタイやベトナムも、アンダー世代の国際大会では油断していると足元をすくわれることがある。
クラブレベルでは、強豪プノンペン・クラウンFCが現在、AFCカップ2023-2024に参戦中だが、ここまでグループステージで3連勝を挙げてグループFの首位に立っている。プノンペン・クラウンは初戦でセブFC(フィリピン)に3-0、2戦目でシャン・ユナイテッド(ミャンマー)に4-0、3戦目ではマッカーサーFC(オーストラリア)に3-0で勝利し、圧倒的な強さを見せている。