スラストマスターは、フェラーリとコラボレーションし公式ライセンスを取得したゲーミングステアリングコントローラ「Ferrari 488 GT3 Wheel Add-On」を発表した。
スラストマスターは、フランスGuillemot Corporation社のゲーミングデバイスを製造・販売するゲーミングデバイスブランドで、本格的なレーシングゲーム用のコントローラやフライトシミュレータ用コントローラなどを幅広く取り扱っている。
今回発表されたステアリングコントローラは、コンペティションで500回以上優勝したフェラーリ488 GT3のステアリングホイールを1/1の実寸スケールで再現したレプリカステアリングホイールだ。
似ているのは、見た目だけでではない。このレプリカステアリングホイールは、本物のカーボンファイバーを使用したフェイスプレートと実車と同じサイズの直径31cmホイールリムでデザインされており、重量と構造はゲーム用に最適設計されている。
こだわりの設計により、ステアリングから感じられるハンドルの重さや、縁石に乗った際のキックバックなどをより詳細に感じることができ、レーシングシミュレータ上での正確なドライビングを可能としている。
ステアリングに備えられたボタンはゲーム内で使用することができる。11個のボタン、方向パッド、2個のロータリーエンコーダー、2個のサムエンコーダーを、実車と同じようにブレーキバランスの制御や、無線ボタン、燃料のマッピングなどに設定することができ、レース中に素早い操作が可能になっている。
ステアリング中央上部に配置された4個のLEDライトからは、レース中に回転計やピットウインドウのオープン状態など、さまざまな情報を受け取ることができる。
磁気センサーを搭載した新パドルシフターは、高精度な動作によって運転ミスの回避に貢献している。各ドライバーに合わせられるようにパドルシフターの位置はカスタマイズ可能になっており、ユーザーの好みに応じて4タイプの構成が可能だ。
「Ferrari 488 GT3 Wheel Add-On」は、2つのクイックリリース装着システムにより、すべてのスラストマスターレーシングホイールベースと互換性を備えている。Ferrariの公式ライセンスを取得したこのレプリカホイールリムは、パソコン(Windows® 10、11)、PlayStation®5、PlayStation®4、Xbox Series X|S®およびXbox One®と互換性がある。
「Ferrari 488 GT3 Wheel Add-On」は、2023年10月23日から予約注文が可能となる予定だ。希望小売価格は199.99ポンド(249.99ドル / 249.99ユーロ)となる。
文・横田康志朗/提供元・CAR and DRIVER
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