投げて良型ハゼ3連
左隣で釣っていた若者2人が釣果をぶら下げて私の側にやってきた。この魚はなんですか?見ると市販のサビキ仕掛けにカタクチイワシが釣れている。「それはカタクチイワシです」と答える。
私は会社員として転勤を重ね、ほぼ全国を歩いてきたが、なかでも広島は思い出が多い。カタクチイワシといえば広島と松山が有名。広島では「100回洗えば鯛の味」とカタクチイワシをたたえ、松山では「ホータレイワシ」と呼ぶ。語源は頬が垂れるほどおいしいということらしい。
それらのことを若者に話した。2人は同級生で加藤さんと吉田さんと名乗った。どうも釣りは初心者らしく少し手ほどきをした。
投げ方をレクチャーし、仕掛けを投げ仕様に替えると、途端に3本バリに3匹のハゼや小ダイなどが釣れ始めた。
吉田さん良型ハゼ3連(提供:週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明)
チョイ投げザオにマゴチ46cmヒット
正午すぎ、長澤怜央くんのチョイ投げのサオになにかきたらしい。重そうにリールを巻いている。海面に姿を現したのは大物マゴチ、このままでは取り込めない。周りの釣り人にタモの応援を頼むと、すぐに駆けつけてきてタモですくい上げてくれた。
堤防上に横たわるマゴチは一目で大物と分かる。メジャーを当てると46cm、堂々とした大物だ。早速ナイフで血抜きをしてクーラーに収める。
長澤家はハゼの天ぷらにマゴチの刺し身だそうだ。
長澤怜央くんのマゴチ46cm(提供:週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明)
秋の釣りシーズン到来
午後1時すぎに納竿して帰路についた。今日の釣果はハゼと小ダイで、狙ったキスは影も形も見えなかった。マゴチやヒラメの可能性も高く侮れない。これから早朝にはイワシやアジのサビキ釣りも活況を見せるだろう。いよいよ秋の釣りシーズン到来だ。
釣れる時間帯は、基本的に朝&夕マヅメ、上げ三分と下げ三分と言われる。潮は大潮か中潮を選んで釣行したい。
小ダイを手に加藤さん(提供:週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明)
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<週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明/TSURINEWS編>
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常滑りんくう釣り護岸
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この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年10月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。