「エースホテル京都」のメインダイニング「KŌSA(コウサ)」では、“Farm To Table(ファーム・トゥ・テーブル)”をコンセプトに、ディナーメニューのみを展開してきた。
今回、11月1日(水)より、新たな展開としてランチメニューの提供を開始する。落ち着いた空間で、京都をはじめとした国産の食材を堪能しよう。
農家や生産者から直接取り寄せた旬の食材
「KŌSA」という店名は、植物の名前を由来とし、同ホテルのコンセプトからヒントを得たEastとWestが交差(コウサ)する、人と人が交差(コウサ)する、賑わいと交流のある空間を意味している。
“ファーム・トゥ・テーブル”とは、直訳の「農家からテーブルへ」の意味の通り、主に農家や生産者から直接買い付けた旬の野菜・肉・魚・穀類を使用する、カリフォルニアの精神のこと。同店では、京都を中心に、関西の農家や生産者から直接取り寄せた食材を使用している。
日本に魅せられたシェフ
同店を監修するシェフのケイティ・コールさんは、アメリカ・ロサンゼルス出身で、サンフランシスコにある「Le Cordon Bleu(ル・コルドン・ブルー)」のカリフォルニア料理アカデミーを卒業した。
ミシュランの星を獲得した有名人気レストランで腕を磨き、やがて日本という国、人、文化に深く惹かれ、東京を故郷にしたいと思うようになり、日本へ移住。2017年、目黒区にファーム・トゥ・テーブル・レストラン「Locale(ロカール)」をオープンし、東京で必ず訪れるべきダイニング・スポットのひとつとなった。
コースもアラカルトも楽しめるランチ
ケイティさんが監修する同店では、国内の農家で採れたばかりの野菜を贅沢に調理した料理を提供する。
ランチコースは、好きな前菜とメインを一皿ずつ選び、デザートもしくは食後のコーヒー・紅茶が付いてくる、4,800円から楽しめるセットメニューだ。
同店のシグネチャーでもある「村上重本店」のしば漬けを使用した「クリスピー穴子、紫蘇と胡麻のサラダ、しば漬けタルタル」をはじめ、近隣の農園から取り寄せた野菜のうま味を凝縮した「秋野菜のロースト、カシューナッツのソースと葉人参のペスト」など、前菜から同店の世界観を味わえるメニューを豊富に取り揃えている。
メインには、柔らかく旨味の強い赤身と、程よくサシが入ってバランスが整った肉質の「熊本牛サーロイン、人参、サルサヴェルデ」や、上品な白い身で柔らかく、様々な調理法で楽しめる愛媛産サワラと野菜をふんだんに使用した「愛媛産のトロサワラ、カポナータ、レンズ豆、レモンレリッシュ」が登場。
ほかにも、KŌSA鶏をローストし、古代米をブレンドしたレインボーライスが味わえる「ローストチキン、レインボーライス、根セロリ、葡萄、パセリアーモンドペスト」など、多くのメニューを取り揃えている。
ファーム・トゥ・テーブルを最大限楽しめる料理と空間、そして同店が生みだす心地良いランチタイムを堪能してみては。
KŌSA
所在地:京都府京都市中京区車屋町245-2 エースホテル京都 3階
営業時間:ランチ11:30〜15:00、アフタヌーンティー11:30〜17:00、ディナー17:30~22:00
(田原昌)