2019年に池袋の乗用車による事故で妻と娘を亡くした遺族などが、事故を起こした高齢ドライバーに対し損害賠償を求めた裁判で、東京地方裁判所は被告側に約1億4600万円の賠償を命じました。
池袋暴走事故
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— NHKニュース (@nhk_news) October 27, 2023

事故現場 NHKより
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この判決は社会にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
1億4000万円が支払われたところで、松永さんの妻子が帰ってくるわけではありません。
せめて、これだけインパクトのある金額が提示されたことで、高齢者のみならず、ハンドルを握るすべての人が「凶器を運転しているのだ」という自覚を改めて持ってくれることを望みます。AU06rypU
— 乙武洋匡 (@h_ototake) October 27, 2023
保険会社の対応も賛否を呼んでいます。交通事故の損害賠償を求める民事裁判では、被告側が任意保険に加入している場合、保険会社が対応することになります。
飯塚氏というか保険会社との争い記事には保険会社の心無い言葉や態度について書かれている
池袋暴走事故 高齢ドライバー側に1億4600万円余の賠償命令 | NHK DuH29h8th
— ジミーちゃん (@0816Jimmy) October 27, 2023
松永さんの民事裁判では、被告側が松永さんがブログで心情としてつづっていた「こんな何も生み出さない無益な争い、もうやめませんか」ということばを引用して、「民事裁判も早期に終わらせるべきだ」と主張したということです。
裁判所の判決は「正当な訴訟活動の範囲を明らかに逸脱しているとはいえない」としています。
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