いずれにしても、トランスジェンダー当事者など困難な思いをしてきた人々を前提とした多様性ある社会に、我が国はまだ残念ながら至っていません。

「性別変更には生殖不能手術まで必要とすべきでない」

とする最高裁判決を尊重し、身体的特徴による出生時の性別で様々な物事を切り分けきた社会の慣行において、今後どのような見直しが必要になるのかという議論・検討を真摯に始めていくべきでしょう。

まずは性同一性障害特例法の改正が急務であり、日本維新の会としても、外観要件に対する司法判断を注視しながら、ダイバーシティ推進局を中心に議論を進めてまいります。

それでは、また明日。

編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年10月27日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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