三笘薫 写真:Getty Images

 アヤックス・アムステルダムは、オランダ1部リーグで最下位に低迷。今月26日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)ブライトン戦でも0-2と敗れたが、日本代表MF三笘薫とマッチアップした選手の評価が急落している。

 28度のリーグ制覇を誇る強豪アヤックスは、ブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルト所属DF伊藤洋輝の獲得に失敗するなど、今年夏の補強が不発。今季開幕ダッシュに失敗すると、9月24日に行われたフェイエノールト戦前にスベン・ミスリンタットFD(フットボールディレクター)が選手への不適切発言により解任されている。

 その後もリーグ戦での低迷は続き、8試合を終えて1勝2分5敗と最下位。今月23日にはモーリス・スタイン監督の解任に踏み切っている。

 そんなアヤックスでは、デンマーク人DFアントン・ガーエイの今夏獲得が失敗だったという声が。デンマークのサッカー評論家ケネス・ペレス氏は、ブライトン戦でアヤックスOBのヨハン・クライフ氏を彷彿とさせるクライフターンで三笘の突破を許したシーンの着目。

 ガーエイが三笘とのマッチアップで後手を踏んだこともあり、「彼はサッカーの原則を理解していないような気がする。アヤックスに加入してから、まだ印象に残るようなパフォーマンスを見せていない」と切り捨てている。

 今季もブライトンの主力選手として活躍している三笘。欧州の舞台でも披露したクライフターンにより、アヤックスDFへの批判に拍車をかけている。