「課題解決に貢献することしか考えていない」

―――今後、e-kakashiとしての目標はなんでしょうか?

我々は最初から課題解決に貢献することしか考えていません。端的に言うと、生産性を上げること、ユーザーの収益を上げることです。

ただ、昨今では水資源の最適利用なども課題として挙げられますし、食糧問題が紛争を招くきっかけになるというケースもあります。

我々はe-kakashiというソリューションを通して、生産性向上や環境保全を実現し、課題解決に貢献することが目標ですね。

―――日本の食料自給率は世界的に見ても低下傾向にあります。今後、どうしていけばよいでしょうか。

端的にお答えできる質問ではありませんね。ただ、日本には、“つくる技術”があると思うんです。

種、肥料、農薬は海外(からの輸入)に依存するケースが多いです。しかし、いくら材料があっても、つくり方をちゃんと分かっていないと(良いものは)つくれません。

日本には、これまで切磋琢磨して先人たちが磨き上げてきた‟つくる技術”があります。これまでデジタル化・形式化されていない技術やノウハウの部分について、我々がしっかりサポートできるようにしたいですね。(了)