ガンバ大阪所属のチュニジア代表FWイッサム・ジェバリは、今月17日に行われた日本代表「森保ジャパン」との一戦でスタメン出場。ほとんどチャンスを作ることができなかっただけに、日本代表OBである田中マルクス闘莉王氏からの評価は低い。
チュニジアは13日の韓国戦で0-4と完敗。中3日で迎えた日本戦では自陣ゴールに近い位置で守備ブロックを敷き、カウンターを狙った。しかし前半終了間際にFW古橋亨梧(セルティック)から先制ゴールを奪われると、後半はMF久保建英(レアル・ソシエダ)やFW上田綺世(フェイエノールト)らのコンビネーションを前に苦戦。69分にFW伊東純也(スタッド・ランス)のゴールで追加点を許すと、シュート1本に抑えられ、0-2と敗れた。
それでも闘莉王氏は、チュニジアの戦いぶりを評価。今月27日のYouYubeチャンネル更新でチュニジア戦を振り返る際に「(今年6月以降に日本代表が対戦したチームの中では)一番守備でオーガナイズされているチームだった。(守備的なスタイルで)チュニジアは相当日本のことをリスペクトしていた」
「もう少し攻め手があるチームになったら、日本と同じような面白いチームになる。かなり上(のレベル)に関わってくるチームになる。イージーミスもなく、パスを右足左足どっちにつけるかという細かい部分まで徹底している」と頷いている。
ただ一方で、チュニジアがほとんど決定機を作れなかったことに話題が及ぶと、「日本のディフェンダーがマンツーマンで守る時間帯もある中で、(後方から前線へ)アバウトに放り込んでそこで収めて後ろからの動き、追い越しを待つ。そういった形ができれば、もう少し日本にとって困るようなシーンが出てきたかもしれない」と持論を展開。
「(前線が)ジェバリだと、日本からゴールを奪えない。パワー、技術、スピードが足りていない。ボールの収まりができない感じ」と、攻撃面で迫力不足だった原因にジェバリのクオリティ不足を挙げた。