レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英は、今月29日に行われたラ・リーガ(スペイン1部)第11節ラージョ・バジェカーノ戦でスタメン出場。来月のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベンフィカ戦では多くのスカウト陣が視察に訪れるとみられる中、新たにマンチェスター・シティからの関心が報じられている。
久保は昨年7月にレアル・マドリードからソシエダへ完全移籍したことをきっかけに本領発揮。加入1年目の昨季からリーグ戦34試合に出場で9ゴール7アシストをマークすると、今季もここまでリーグ戦10試合の出場で5ゴール2アシストと主力選手として結果を残している。
ソシエダでの活躍により、以前からマドリード復帰が噂されている久保。現地では今季終了後のソシエダ退団が濃厚との見方も広まる中、スペイン紙『ムンドデポルティーボ』によると、11月9日開催のベンフィカ戦ではマンチェスターCのスカウト陣もスタンドから久保のプレーを注視するとのこと。ただ一方で同紙は「彼の最優先事項は引き続きソシエダでプレーすることだ」と、移籍に前向きではない久保の現状を伝えている。
またマドリード復帰の可能性については、スペインメディア『El Gol Digital』が6000万ユーロ(約95億円)という契約解除条項、マドリードが同選手の保有権の50%を保有している取引内容に触れた上で「マドリードは久保に3000万ユーロを支払うだけで済む」と綴るなど、他クラブとの争奪戦で優位だと主張。しかしスペイン紙『Relevo』によると、久保本人には控え要員としてマドリードに復帰する考えがないという。
CLの舞台でも好パフォーマンスを発揮している久保。ベンフィカ戦でどのクラブがスカウト陣を派遣するのか注目が集まる。