大型のモニターを支えるにはそれに見合ったアームが必要となるが、耐久性を求めるほど美観が犠牲になるのが普通だ。
Herman Miller(ハーマンミラー)がこの課題に挑戦。高い意匠性と機能性を兼ね備えた大型モニター対応「Flo X Monitor Arm(フロー X モニターアーム)」を、PREDUCTS社公式Webサイトにて販売開始した。同時に、発売を記念したプレゼントキャンペーンを10月31日(火)23:59までの期間、各SNSで実施する。
ウルトラワイドモニターにも対応「Flo X Monitor Arm」
Flo Xは、世界的なデザインアワードで数々の受賞歴を持つ「Flo Monitor Arm」から大幅にスペックアップしたハイエンドモデルだ。
1つめの特徴は耐荷重の向上だ。Flo Xの耐荷重は3~18kg。これは従来のFlo比で最大値2倍のスペックで、これまで使えなかった大型モニターにも対応する。
たとえば「ウルトラワイドモニター」とも称されるUWQHD(3440×1440/21:9)解像度の超大型横長モニターへも対応可能。
この耐荷重を実現しているのは、「デュアルスプリング機構」と名付けられたスプリングによる支持機構だ。従来のFloはこのスプリングが1本だったのに対し、Flo Xでは2本内蔵。
かつ、そのうち1本を無効化する機能も内蔵することで、最低値は従来のまま、最大値を2倍に向上させ、幅広いサイズ・形状のモニターに対応させた。
2つめの特徴は、チルト方向の保持力を向上させたDリング。
Floには、チルト機能と横方向の首振り、そしてVESAマウントのワンタッチ着脱を実現するDリングと呼ばれるパーツが備え付けられる。
Flo Xではこのパーツを強化。断面形状を円形から六角形にすることで、従来同様の多機能さは保持しつつ、チルト方向の保持力を大幅に向上させた。
これにより、ウルトラワイドモニターの中でも湾曲型のものに多い、前方向に重心が傾いたモデルにも対応。チルト方向の保持力を高め、重量のあるものでもスムーズなチルト操作を実現する。
耐荷重が向上すると、そのぶん各パーツが太く無骨になり、外観を損なうことがある。しかしFlo Xでは、パワフルな耐荷重を発揮しつつも変わらない美しさを保つ。
従来のFlo同様の優れた意匠を持ち、軽やかさと力強さの両面を併せ持った造形にアップデート。また、ケーブルマネジメント機構も内蔵され、従来のFlo以上にシンプルな配線も可能になっている。
書斎の美しさを損ねず、しっかりモニターを支えるハイエンドアーム。カラーバリエーションはBlack、Whiteの2色がある。シンプルで無駄のないスタイルを求めるパソコンユーザーにおすすめだ。
Flo X Monitor Arm
価格:101,310円(税込)
カラー:Black、White
(SAYA)