マツダ・ファミリア・ハッチバック(E-BD1031/1051型)
マツダの主力モデルであるファミリアは1980年6月にFFモデルに大変身。世界基準を先取りした意欲的な設計とスタイリッシュな造形が大好評を博し、当時経営面で苦戦していたマツダの業績回復に大いに貢献する。販売は絶好調。生産開始から18ヶ月で累計生産台数50万台の記録を達成。国内販売で常勝のトヨタ・カローラを破り販売トップに立ったことでも話題をさらった。FFファミリアは、デビュー当初は3ドアと5ドアのハッチバックだけだったが、1980年9月には独立したトランクを持つ4ドアサルーンを追加。販売主力モデルは3ドアHBのトップグレードとなる1.5リッター(85ps)のXG。XGはスライディングルーフ、ハロゲンランプ、70扁平ラジアル、ラウンジ形状リアシートなど快適装備をフル装備。欧州車フィールのスポーティな走り味と相まって、若者を中心とした幅広い年齢層のユーザーから支持を集めた。ちなみに1980年8月に3速ATがラインアップに加わったが、XGのトランスミッションは5速MTのみだった。ファミリアはその後1983年1月のマイナーチェンジでEGI(電子制御燃料噴射装置)、同6月にはターボを追加。1985年1月に次期型にバトンタッチする。写真のカタログは1981年6月版(原寸295×250mm/32ページ編集)
※資料提供/ブックガレージ





提供元・CAR and DRIVER
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