三笘薫 写真:Getty Images

 プレミアリーグ(イングランド1部)ブライトンは今月20日、日本代表MF三笘薫との契約延長合意を公式発表。現在欧州でプレーしている日本人選手の中で年俸最高額だと報じられる中、韓国メディアが韓国代表FWソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)と三笘の年俸を比較した上で皮肉交じりの論調を展開している。

 三笘は昨年夏にベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズからブライトンへ復帰すると、2022/23シーズンはプレミアリーグ挑戦1年目ながらも7ゴール5アシストをマーク。今季もここまでリーグ戦9試合出場で3ゴール3アシストと、ブライトンの攻撃陣に欠かせない選手として活躍。マンチェスター・ユナイテッドやバルセロナなど複数クラブからの関心が報じられる中、ブライトンと新たに複数年契約を結んだ。

 日本国内で三笘とブライトンの契約内容が話題を呼ぶ中、韓国紙『朝鮮日報』は「三笘薫、契約延長で日本人選手最高年俸額を勝ち取ったが…ソン・フンミンに比べると全然」と見出しをうち、両選手を比較。

 これによると、一部の日本メディアは「三笘はブライトンと2027年6月まで契約を延長し、週給は8万ポンド(約1460万円)、年俸換算で416万ポンド(約7億5000万円)だ。鎌田大地(ラツィオ)の5億9700万円を上回って、日本人選手最高額となった」と伝えたという。

 『朝鮮日報』はこの報道内容を引用した上で、「三笘は日本人選手最高額とはいえ、アジア最高の選手とされるソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)と比べると、足元にも及ばない。ソン・フンミンは週給21万ポンド(約3800万円)、年俸換算で1029万ポンド(約18億7000万円)と報じられている。三笘の2倍以上であり、プレミアリーグでトップクラスだ」と綴っている。

 なお欧州組の“日韓比較論”では、韓国メディア『スポーツソウル』が「日本も欧州組が大半を占める黄金時代を迎えた。(欧州組の)質では韓国が上かもしれないが、量では圧倒的に日本が上だ」と分析。ソン・フンミンやDFキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)が、三笘をはじめ日本代表トップレベルの選手よりも優れていると主張している。