前田大然 写真:Getty Images

 スコットランド1部セルティック所属FW前田大然は今月、サッカー日本代表「森保ジャパン」に招集されたものの不参加。セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督が同選手の現状について語っている。

 前田は昨季、アンジェ・ポステコグルー前監督のもとで主力選手として活躍し、リーグ連覇やスコットランド3冠に貢献。今季もブレンダン・ロジャーズ監督のもと公式戦全試合でスタメン出場。前線からの執拗なプレスやスプリント能力により、以前から守備面で高く評価されているほか、今季ここまでシュート精度が85%と決定力も改善している。

 セルティックで好調をキープしているだけに、日本代表での活躍も期待されている前田。9月の欧州遠征につづき、今月の代表活動にも招集されていた。しかし日本サッカー協会(JFA)は今月9日になって「怪我のため不参加」と公式発表していた。

 ロジャーズ監督は22日にスコットランド1部リーグ第9節を控える中、前田のコンディションに言及。英紙『デイリーレコード』によると、指揮官は前日会見で以下のようなコメントを残したという。

 「前田は大丈夫だ。(10月7日の)キルマーノック戦で軽い打撲を負った。我々は日本代表チームと良好な関係を築いていたため、ドクターチーム同士でコミュニケーションがとれた。そのおかげで彼は日本への長距離移動をする必要がなかった。数日間の治療を受けた後、1週間以上トレーニングすることができている。ハーツ戦では問題なくプレーできるだろう」

 セルティックはハーツ戦の後、26日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節アトレティコ・マドリード戦に臨む。来月の国際Aマッチデー期間前までミッドウィークでの公式戦開催が続くだけに、FW古橋亨梧やMF旗手怜央のみならず前田の活躍も期待される。