森重真人 写真:Getty Images

 FC東京所属の元日本代表DF森重真人は、今月28日に行われた明治安田生命J1リーグ第31節サンフレッチェ広島戦でフル出場。広島所属FWドウグラス・ヴィエイラと競り合ったシーンを巡り、ネット上で議論が白熱している。

 問題視されているのは、前半23分のシーン。広島のゴールキックでGK大迫敬介が敵陣にいたドウグラス・ヴィエイラへロングフィードを供給。そのドウグラス・ヴィエイラに対して、森重は背後から右ひざを上げながら競った。ただドウグラス・ヴィエイラはピッチに倒れることなく、そのままプレーを続行。主審もファウルをとらず。周りの選手たちにも、主審に抗議する様子は特に見られなかった。

 しかしX(旧ツイッター)上では、両選手が競り合った場面におけるDAZN中継映像がアップ。8秒ほどで切り取られた動画が拡散されると、森重の右ひざとドウグラス・ヴィエイラの背中が接触しているように見えるだけに「森重ラフプレーか」「これは酷い…」「なぜファウル取らないの?」「VAR(ビデオアシスタントレフェリー)介入しないのに、納得できない」などと、森重や主審への批判が沸き起こっている。

 ただ一方で「そこまで抗議していないから、膝蹴りではないのでは?」「飛んで膝で相手を抑えるなんて普通のプレー」「やられた方、全然痛がっていないけど…」と、森重批判に対する疑問の声も。「印象操作」「酷い切り取り方」といった厳しい意見も飛び交っている。

 なおFC東京は後半キックオフ直後にFW加藤陸次樹にゴールを決められて、先制点を献上。62分にオウンゴールで追いついたが、75分に勝ち越しゴールを奪われたほか、後半アディショナルタイムにはFW仲川輝人が一発退場。1-2と敗れ、11位に転落している。