セレッソ大阪は今月28日に行われる明治安田生命J1リーグ第31節でガンバ大阪と対戦。通算62度目の「大阪ダービー」を前に、試合会場であるヨドコウ桜スタジアムのピッチが特別仕様になったが、オフサイドなど審判の判定に影響を及ぼす可能性が指摘されている。
C大阪のホーム・ヨドコウ桜スタジアムの公式X(旧ツイッター)アカウントは、試合当日の朝に『ダイヤモンドカット特別仕様に』と題して、鮮やかな緑色に覆われたピッチを公開。「本日の試合のため、無事に生育した冬芝を、美しくダイヤモンドカットにデザインしました。通常と異なるピッチの景観、ぜひご注目ください」と紹介すると、ファン・サポーターから「素晴らしい」「きれいですね」「選手のモチベーションも上がる!」などと好意的なメッセージが多く寄せられている。
ただ一方で、デザイン上斜めの線が引かれていることもあり「オフサイドの判定に影響するのでは?」「副審泣かせの仕様」「これでオフサイドの誤審連発したら笑えない」といった声が噴出。
先日行われたYBCルヴァンカップ準決勝2ndレグの浦和レッズ対横浜F・マリノスでは、浦和所属MF早川隼平のゴールがVAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定の末にオフサイドがあったとして取り消しに。オフサイドラインの引き方を巡って議論が白熱していただけに、「VARのオフサイドラインを巡る問題が再燃しそう」と不安視するSNSユーザーもいる。
なおC大阪は、大阪ダービーで通算21勝12分28敗と負け越している。今回のダービーマッチがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権争いや残留争いに影響を与える可能性があるだけに、ヨドコウ桜スタジアムのピッチのデザインが審判の判定に左右しないことを願うばかりだ。