プレミアリーグ(イングランド1部)リバプール所属の日本代表MF遠藤航は、今月27日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)トゥールーズ戦で移籍後初ゴールをマーク。さらなる活躍が期待されている一方、ニューカッスル移籍の可能性も報じられている。
昨季までブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルトでキャプテンを務めていた遠藤。今年8月にリバプールへ加入したものの、プレミアリーグでスタメン出場1試合にとどまるなど控え要員に。それでもトゥールーズ戦ではスタメン出場すると、1-1で迎えた前半30分にヘディングシュートから勝ち越しゴールを奪取。チームの勝利に大きく貢献した。
ドイツメディア『フースバル』は「ニューカッスル・ユナイテッドは賭博で10カ月の出場停止となったサンドロ・トナーリの代役を探している」と見出しをうち、今年冬の補強候補に遠藤、MFライアン・フラーフェンベルフ(リバプール)の名前を挙げる。
そして遠藤について「シュツットガルトからリバプールへ移籍した遠藤は、トゥールーズ戦でゴールを含めて強烈なパフォーマンスを見せた。粘り強い仕事と非の打ちどころのない態度の持ち主だ」と称賛。その一方で「理論上は、遠藤もトナーリの後釜にふさわしい。ただリバプールとしては、この勤勉な日本人選手をわずか数ヶ月で同一リーグのライバルに渡す理由はないだろう」と綴っている。
なおリバプールの専門サイト『Liverpool.com』は今月12日、同クラブの補強を展望。「リバプールは今年夏に遠藤を獲得したが、この日本代表選手はプレミアリーグであまり活躍しておらず、代わりにアレクシス・マック・アリスターがレギュラーを張っている」とした上で、リバプールがMFクアディオ・コネ(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)の獲得に動く可能性を指摘していた。
欧州屈指のビッグクラブでし烈なポジション争いを演じている遠藤。トゥールーズ戦のゴールをきっかけに、リーグ戦でも少ないチャンスをものにしたいところだ。