全てが遅い。
これが、今の岸田政権に対する国民の感想ではないか?

岸田首相の胸中やいかに? maroke/iStock
10月20日から臨時国会の本会議がスタートし、代表質問が始まった。この中で、各党代表がまず問題視したのが、現在のインフレ基調の中で苦しむ低所得者世帯への対策だ。
岸田総理は、23日の所信表明演説の中で、税収増分を国民に還元すると明言したが、その柱となるのが、所得税減税と低所得者への給付金の実行だ。
所得税減税については、来年6月を目処に一人当たり4万円を減税し、非課税世帯へのプッシュ型給付金は世帯あたり7万円という自民党案が出てきた。
これは、21年から22年度に増収となった3.5兆円分を還元すると言うものだ。