町田浩樹(写真左) 写真:Getty Images

 ブライトン所属の日本代表MF三笘薫は、ベルギー1部ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)時代にDF町田浩樹とともにプレーしていた。その町田が、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節LASKリンツ戦の前日会見で三笘の去就に言及。自身の今後についても語っている。

 三笘は2021/22シーズンにブライトンからのレンタル移籍により、ユニオンSGでプレー。町田は昨年1月に鹿島アントラーズからユニオンSGへ加入しており、両選手はおよそ半年間チームメイトだった。

 そして昨年夏にユニオンSGからブライトンへ復帰すると、2022/23シーズンにプレミアリーグで7ゴール5アシストをマーク。今季もここまでリーグ戦9試合出場で3ゴール3アシストと結果を残す中、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、バルセロナと複数クラブからの関心が報じられている。

 元チームメイトの今後には、町田も注目している模様。同選手は「三笘とは今でも連絡を取り合っています。ブライトンとユニオンSGについて話していますね」と切り出すと、「彼がマンチェスター・シティに移籍したいのか、他のクラブに移籍したいのか、僕には分かりません。ただ、この前の日本代表活動で話した時には『ブライトンでとても幸せ』と言っていましたね」とコメントを残している。

 三笘がブライトンで活躍する一方、町田も確かな成長を遂げている。昨季終盤に買い取りオプション行使により鹿島からユニオンSGへの完全移籍を果たすと、今季はここまでベルギー1部リーグ戦11試合中8試合で先発出場。森保ジャパンでもDF冨安健洋(アーセナル)、DF板倉滉(ボルシアMG)に次ぐセンターバックとして評価を高めているほか、ベルギーの名門クラブ・ブルッヘからの関心が報じられている。

 それだけに町田は「僕は三笘に憧れていますし、僕もいつか大きなリーグでプレーしたいです。特にプレミアリーグやブンデスリーガが好きです。日本人選手がたくさんいますしね」と、将来的なステップアップ移籍の可能性に触れた上で、「三笘のプレーをチェックするために、ブライトンの試合もよく見ますしね。でも、今シーズンは自分のこと、そしてユニオンSGで優勝することに集中しています」と語った。