日本代表DF町田浩樹は、ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)の主力選手として活躍。先日にはMF遠藤航所属リバプールへの移籍が噂されたが、来年1月にベルギー強豪クラブ移籍の可能性が報じられている。
現在26歳の町田は昨年1月に鹿島アントラーズからユニオンSGへレンタル移籍。昨年夏に臀部を負傷して長期離脱を余儀なくされていたが、今年1月の公式戦で復帰。その後はリーグ戦6試合で先発出場してシーズンを終えていた。
そして買い取りオプション行使によりユニオンSGへの完全移籍を果たすと、今年夏にベルギー1部クラブ・ブルッヘからの関心が報じられたものの残留。今季はここまでベルギー1部リーグ戦11試合中8試合で先発出場。
くわえて森保ジャパンでもDF冨安健洋(アーセナル)、DF板倉滉(ボルシアMG)に次ぐセンターバックとして評価を高めているほか、今月17日のチュニジア戦では左サイドバックで好パフォーマンスを発揮していた。
するとベルギーメディア『Voetbal』は25日に「クラブ・ブルッヘがベルギー1部リーグ史上最高額での町田獲得へ全力を尽くすのか?」と見出しをうち、「クラブ・ブルッヘ会長は来年1月に少なくとも1人獲得することを明かした。守備陣の強化を課題に掲げており、町田はクラブ・ブルッヘの求めるプロフィールに今まで以上にフィットしている」とリポート。
町田が今季ここまでデュエル勝率が78.69%と、ベルギー1部リーグでプレーするディフェンダーの中で最も高い数値を残していることを紹介した上で、「彼は戦闘マシーンであり、ベルギー1部リーグで最も粘り強いディフェンダーだ」
「守備力の向上という純粋なピッチ上での効果だけでなく、選手たちのメンタリティ、態度、労働意欲といったメンタリティーの部分でも、クラブ・ブルッヘを正しい方向へ導く可能性がある」と期待を込めている。
対人戦での強さでは、MF遠藤航がVfBシュツットガルト在籍時の2021/22シーズンにブンデスリーガ(ドイツ1部)でデュエル勝利回数トップに輝いている。遠藤とポジションが異なるとはいえ、町田もデュエル勝率の高さで、他クラブからの関心を惹きつけている。