ワイヤレスイヤホンの進化が留まるところを知らない。小さな本体に最先端のAIやドライバーを搭載し、どんどん多機能かつ高性能になっている。

EDIFIER(エディファイア)から、新開発のワイドバンドマルチチャネルANC技術を搭載し、ハイレゾワイヤレスと空間オーディオにも対応する完全ワイヤレス(TWS)イヤホン「Neobuds Pro 2」が発売された。

ジェットエンジンの騒音もカットする「Neobuds Pro 2」

今回発売された「Neobuds Pro 2」は、同社の創業25周年記念モデル「Neobuds Pro」の後継機となる。

大口径φ10mmダイナミックドライバーに、バランスドアーマチュアドライバーを組み合わせたハイブリッドドライバーを採用するなど、同社がオーディオ事業で培ってきた技術を余すことなく投入する。

特筆すべきは最大50dBを低減する「ワイドバンドマルチチャネルANC(アクティブノイズキャンセリング)」だ。

フィードフォワード方式とフィードバック方式を組み合わせたハイブリッドアクティブノイズキャンセリングに、独立したフィードフォワード方式のノイズキャンセリング機構を加える「ワイドバンドマルチチャネルANC技術」を搭載。

ノイズ低減対象帯域の上限は5kHzにまで拡張され、最大50dBという強力なノイズ低減効果を実現した。

さらに「AI搭載スマートノイズキャンセリング」がクリアな音声通話を実現する。

最先端のAI技術を駆使したスマートノイズキャンセリング技術と、左右に各4基を配したマイクを使うビームフォーミング・アルゴリズムにより、音声通話に必要のない環境ノイズを的確に取り除く。

音質にもこだわる。低音域再生が強みの大口径φ10mm多層振動板ダイナミックドライバーに、繊細で滑らかな中広域に定評あるKnowles社製高性能バランスドアーマチュア(BA)ドライバーを組み合わせたハイブリッドドライバーを採用。

高効率の音声圧縮コーデック「LDAC」をサポートし、一般社団法人日本オーディオ協会が定めるハイレゾオーディオワイヤレス規格の認証を取得した。

LDAC対応のスマートフォンと組み合わせれば、最大96kHz/24bitというハイレゾ相当のサウンドをワイヤレスで楽しめる。もし「LHDC 5.0」に対応したスマートフォンなら、192kHz/24bitというBluetoothの常識を超えるサウンドが響く。

ANCオフ時には充電ケースとの併用で最大22時間再生可能。15分の充電で約2時間の再生が可能になる急速チャージにも対応する。

イヤホンの脱着を自動検知する「装着センサー」があり、使用後にイヤホンを外すだけで電源自動オフ機能と連動する。

さらにヘッドトラッキング機能搭載の没入型360°空間オーディオに対応し、コンテンツへの没入感が大幅に向上した。

パーソナライズには最先端のAI技術を活用する。装着するだけで音の聞こえかたを解析し、自動的に音質を最適化する「マルチモード自己適応システム」を搭載。

iOS/Android対応の専用アプリ「Edifier Connect」では、バッテリー残量の確認やペアリング開始・切断といった基本機能に加え、5種類あるノイズキャンセリングモードの選択、空間オーディオの設定、サウンドモードやイコライザの設定など、さまざまなカスタマイズを行える。