最終調査地は三浦市の北条湾
なんとしてもオデコを回避するため、原チャリを走らせること約1時間。調査釣行の最終地に選んだのは三浦半島の北条湾。三崎の町を南北にえぐるような形の湾で、湾奥には狭塚川が流入している。
北条湾は三崎港の穴場的存在(提供:TSURINEWS編集部)
ここを最終調査地に選んだ理由は至ってシンプルで、実績が群を抜いているから。ピーク時は30分でツ抜けは当たり前、束釣りも何度も達成していて、釣友の間ではその名称にちなんで「豊穣なる北条湾」とよく言っていたものだ。しかし、数年前に浚渫(しゅんせつ)工事が行なわれて以降、ハゼの姿は激減。しばらく足が遠のいていたのだが、そろそろ復調したのではないかと淡い期待を抱いて現地入り。
湾奥の汽水域を狙う(提供:TSURINEWS編集部)
1kmほどの護岸をひととおり見て回り、10年前にパーソナルベストの188尾を記録した湾奥に釣り座を設置。湾中央に仕掛けを投入してサビいてくると、ひったくるようなアタリが訪れた。本命でないことは明らかだが、6時間ぶりの魚信にテンションは爆上がり。勢いに任せて抜き上げたのは20cm級キビレだった。
第1投でキビレをゲット(提供:TSURINEWS編集部)
再び湾中央に投入。ゆっくり手前にサビき始めると、ゴツッというアタリがあり、竿先に硬い感触が伝わってきた。本命を確信して巻き上げると、海中に茶色い小さな魚影を確認。ようやく対面を果たしたのは、13cm級マハゼだった。
今季の初物は13cm級(提供:TSURINEWS編集部)
その後は、クサフグの猛攻をかわしながら、岸壁寄りのポイントで5尾追釣。トータル6尾で調査釣行を終えた。
湘南エリアハゼ釣りの今後の展望
釣ったハゼは、ていねいに下処理して天ぷらに。濃厚な旨味とホクホクの食感は格別だった。
江戸前天ぷらの高級タネを堪能(提供:TSURINEWS編集部)
この日の印象では、湘南エリアでハゼが本格化するのは少し先になりそう。唯一本命が顔を見せた北条湾も、トップコンディションにはほど遠い。秋の深まりとともに本格化するタイミングを狙って、また調査に出かけたいと思う。
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<TSURINEWS編集部>
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