1967年に創業した炉窯炭焼ステーキ店「新橋田村町 麤皮(あらがわ)」。創業以来長きにわたり、最高品質で希少な純血統の未経産但馬牛を使用した炉窯炭焼ステーキを提供し続けている。
そんな同店が、10月20日(金)に、海外初出店となる「ARAGAWA」をロンドンの中心部メイフェアにオープンした。本店とともに、その魅力やこだわりについて紹介したい。
日本発の最高のステーキが味わえるロンドン店
由緒ある歴史と伝統が根付く街でありながら、常に変革を求めて変化し続けるロンドンは、その文化を許容し享受しながら、絶妙なバランス感覚を持ち、素晴らしい伝統を守り続ける人が数多く住む街だ。
創業から50年以上の歴史を持つ「新橋田村町 麤皮」も同様に、「守るべき伝統」と「変革していくこと」を大切に長年歩んできた。そして、「日本が誇る最高の肉、技術、サービスを、ロンドンでさらに進化させ、そして、深化させていきたい」という想いを胸に、「ARAGAWA」をオープンした。
開店にあたり、異なるカテゴリーで研鑽を積んできた2人の料理人がロンドンに渡り、タッグを組む。
タッグを組む料理人
ステーキマスターの今吉和雄氏は、本店のシェフ。30年以上、同店にて肉と対話を続けてきた自他ともに認める日本ステーキ界のレジェンドだ。
ヘッドシェフの加瀬史也氏は、フランスの三つ星や二つ星レストランで修業を重ね、日本でオーナーシェフとして「オルグイユ」をオープン。今年、7年連続で星を獲得した同店を閉店し、満を持して「ARAGAWA」ロンドンプロジェクトに参加した。
希少な但馬牛を味わう
本店で入荷している、40ヶ月以上長期肥育した希少な純血統の未経産但馬牛。「ARAGAWA」でも、本店で使用しているものと同等の但馬牛を日本から仕入れる。
また、フレンチでの豊富な経験を持つヘッドシェフが加わることで、コース全体の構成にさらに磨きがかかった。
同店の内装は、本店の歴史や日本らしさを感じる空間でありながらも、メイフェアの格調高い雰囲気や現地のトレンドを融合した空間となっている。
炉窯炭焼ステーキにこだわる「新橋田村町 麤皮」
「新橋田村町 麤皮」では、血統・肉質・月齢を重視し、総合的なバランスも考慮して、炉窯炭焼ステーキに相応しい、希少な最高級の但馬牛を厳選している。
希少な未経産の但馬牛
但馬牛は、肉質がきめ細かく、独特の旨みと甘みがあり、赤身と脂の旨みにおいて絶妙なバランスを持つ。
口溶けが良く、肉質や脂の質感も柔らかい未経産の雌牛は、赤身はもちろん、サーロインも脂が強すぎないのが特徴。さらに同店では、長い肥育期間により肉の旨み成分が増加し、脂身の融点が低く口溶けが良い、40ヶ月以上肥育された最高級の但馬牛を入荷している。
炉窯炭焼へのこだわり
同店では、但馬牛本来の美味しさが堪能できるよう、紀州の備長炭を用いた炉窯で、職人による熟練業で直火焼きにしている。
カットした肉の表面に対して垂直に火が入ることで、肉の繊維に平行に熱が伝わる。また炉窯を使うことで熱が肉を包み込み、加熱をスムーズに行うことができる。
ロンドンを訪れた際は、最高のステーキを味わってみたい。
ARAGAWA
所在地:38 Clarges Street Mayfair London W1J 7EN
新橋田村町 麤皮
所在地:東京都港区西新橋3-23-11 御成門小田急ビル 1F
(田原昌)