サッカー日本代表「森保ジャパン」のMF三笘薫(ブライトン)は、来年に行われるAFCアジアカップでの活躍が期待されている。しかし中国メディアは、韓国代表FWソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)を大会MVP候補筆頭に推している。
韓国のサッカーメディア『ベストイレブン』は24日、日本、中国、マレーシア、イラン、インド、カタール計6か国の記者にインタビューを実施。「アジアカップでの注目選手」としてソン・フンミンを挙げる記者が大半を占めている。
そんな中、中国『Migu TV』の記者も注目選手にソン・フンミンを挙げると、「彼はアジア屈指のトップスターだ。中国では“アジアのGOAT”と呼ばれている。それだけ中国で最もよく知られたスター選手だ。ソン・フンミンは今シーズンのトッテナムでたくさんゴールを決めるなど活躍している。なので31歳で臨む今回のアジアカップでも素晴らしい結果を残すと思う。今大会MVP、得点王のタイトルを獲得するだろう」と最大級の賛辞を送っている。
その上で「ソン・フンミン以外だと三笘薫だ」と、森保ジャパンの中心選手にも言及。「ブライトンで脅威的なドリブルを披露しており、多くのファンが彼のプレーに注目している。日本代表チームでも活躍しているが、ソン・フンミンと違って自力で試合の流れを変えるほどのスター選手ではないと思う」と、両選手の差にも言及している。
三笘はプレミアリーグ挑戦1年目の昨季に7ゴール5アシストをマーク。今季もここまでリーグ戦9試合出場で3ゴール3アシストと結果を残すと、今月20日にブライトンと新たに複数年契約を結んでいる。
一方、ソン・フンミンは2015/16シーズンからトッテナムでプレー。2021/22シーズンにアジア人初となるプレミアリーグ得点王に輝くなど実績を残しているほか、今年夏にはキャプテンに就任。今季リーグ戦9試合出場ですでに7ゴールを挙げている。
なおアジアカップのグループリーグでは、日本がグループDでイラク、ベトナム、インドネシアと同居した一方、韓国はグループEでバーレーン、ヨルダン、マレーシアと対戦。両国代表がグループ首位で決勝トーナメントへ進出した場合、準決勝までに対戦することはない。