レアンドロ 写真:Getty Images

 かつて鹿島アントラーズでプレーしていたブラジル人MFレアンドロは、今季途中にFC東京を退団。Jリーグ他クラブ移籍の可能性も報じられる中、本人が自身の去就について語っている。

 レアンドロは2017シーズンから6年以上にわたり、鹿島アントラーズとFC東京に在籍。しかし今季はアルベル・プッチ・オルトネダ前監督のもとリーグ戦で出番がなく、6月8日にFC東京と契約解除で合意していた。

 FC東京退団後はベトナム1部ハノイFC移籍の可能性が浮上も、ブラジルへ帰国。今年7月にはブラジルメディア『GZH』のジャーナリストが、ブラジル1部グレミオをレアンドロの移籍先候補に挙げていたほか、8月にはJリーグクラブからのオファーも報じられたが、今もなお無所属状態だ。

 ブラジルメディア『グローボ』によると、レアンドロのもとにはブラジル1部、2部所属の複数クラブからオファーが届いたが、新天地については2023シーズン終了後に決めるとのこと。

 本人は同メディアのインタビューで「グレミオとはたくさん話し合いを行った。僕の代理人に何度も電話があったが、僕がしばらくプレーしていなかったことが大きな障壁となり、加入には至らなかった」と、グレミオ加入破談を明かしている。

 また『グローボ』は、レアンドロがFC東京退団に至るまでの過程を以下のように綴っている。

 「レアンドロはFC東京との契約を残していたため、今年はじめに日本へ戻った。ただ今季開幕前の時点で本人に残留の意思はなかった。クラブと契約解除にむけて交渉し、6月になってようやく退団が認められた。この期間中、彼はコンディションを維持するためにトレーニングを続け、公式戦には出場しなかった」

 今季序盤チームが白星から遠ざかっている時期に、ファン・サポーターからはレアンドロの起用を求める声が沸き起こっていた。しかし同選手の公式戦ベンチ外は、シーズン開幕前の時点で確定事項だったようだ。