古橋亨梧 写真:Getty Images

 日本代表FW古橋亨梧は、スコットランド1部セルティックの絶対的ストライカーとして活躍。今季も結果を残しているが、一部から韓国代表FWオ・ヒョンギュの出場時間増加を求める声が上がっている。

 古橋は昨季、アンジェ・ポステコグルー前監督のもとで30ゴール以上をマーク。今季もブレンダン・ロジャーズ監督のもと、公式戦全12試合スタメン出場で6ゴール2アシストと結果を残している。

 その古橋のバックアッパーに甘んじているのが、オ・ヒョンギュだ。同選手は今年1月に韓国1部水原三星からセルティックへ完全移籍。昨季はリーグ戦16試合の出場で6ゴールをマークも、今季はここまで6試合で途中出場。スタメン出場はゼロと、厳しい立場に置かれている。

 しかし元スコットランド代表監督のクレイグ・レヴェイン氏は、オ・ヒョンギュのクオリティを評価。英公共放送の番組『BBCスポーツサウンド』で、以下のようなコメントを残している。

 「オ・ヒョンギュには古橋や前田大然とはまた違った特徴があり、役に立つ。セルティックは勝利を積み重ねているが、攻撃陣が機能しない試合もある。自陣深い位置で守る相手に対して、背後を突くスペースがないケースもある。フィジカルが強いオ・ヒョンギュは、そのような試合で本領を発揮するかもしれない」

 「オ・ヒョンギュが今後セルティックに貢献できるか疑問を抱くファンは多い。だが公平性を保つために、彼がセルティックで十分な出場時間を得られていないことを考慮する必要がある」

 ただセルティックは古橋の活躍により、今季もリーグ戦で首位を独走。古橋が調子を落とさない限り、オ・ヒョンギュにスタメンでの出場機会が巡って来ることはないと考えられる。