原口元気 写真:Getty Images

 かつて浦和レッズでプレーしていた元日本代表MF原口元気は、依然としてブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルトで構想から外れている模様。来年1月に退団する可能性が現地で報じられている。

 現在32歳の原口は昨季ウニオン・ベルリンで出番を減らすと、今年1月末にシュツットガルトへ完全移籍。4月4日にブルーノ・ラッバディア監督が解任されるまで、ブンデスリーガ全試合で先発出場していたが、セバスティアン・ヘーネス監督の就任以降は出場機会が激減。昨季終了までリーグ戦でわずか3試合の出場に終わると、今季もここまでリーグ戦1試合の出場。プレー時間わずか20分と、厳しい立場に置かれている。

 原口とシュツットガルトの契約期間は来年6月までと報じられているが、ドイツ誌『シュポルト・ビルト』は「この日本人ミッドフィールダーには、ヘーネス監督率いるシュツットガルトでの未来はない。したがって、来年1月にシュツットガルトと別れることになる可能性も否定できない」とリポート。出場時間の少なさにも触れるなど、シュツットガルトで構想外との見解を示したが、移籍に向けた動きなどは報じていない。

 なお同誌は今年2月、原口元気獲得でVfBシュツットガルトの支払った移籍金が60万ユーロ(約8400万円)であると報道。財政面で問題を抱える中、安価での新戦力獲得を実現しただけに、当時はクラブ幹部の手腕を評価する声が上がっていた。

 以前から浦和レッズ復帰待望論が沸き起こっている原口。2024シーズンでのJりーぐ復帰が実現するか注目が集まる。