2022年4月に道路交通法施行規則が改正され、飲酒運転の取り締まりが強化されました。また、業務使用の自動車を利用する際には2023年12月1日(金)から検知器によるアルコールチェックが義務付けられます。
そのような状況のなか、大日本印刷株式会社(以下、大日本印刷)と株式会社東海理化(以下、東海理化)は、社用車管理の課題を解決する社用車管理サービス「Bqey(ビーキー)」を提供しています。
スマホ1台で鍵を開ける
このサービスは、スマートフォン(スマホ)のアプリから社用車の利用予約やアルコールチェック、さらにオプションを付けることによりスマホのスマートキーを使い、車の開け閉めができます。
アルコールチェックを行わなかったり、アルコール量が基準値を超えたりした場合は、鍵を開けられない設定になっています。
そのため、物理的に運転をさせない環境を作り上げることができ、アルコール検査実施率の向上や飲酒運転の抑制などにつながります。
また、アルコールチェックは運転前と運転後の両方行い、どちらの記録も管理者の画面に残されます。
スマートキーのシステムやアルコールチェックの技術は東海理化、社用車の管理や鍵の安全面での管理などのクラウド上の技術は大日本印刷が担当し、「Bqey(ビーキー)」が誕生したそうです。
「デジタルキーが使いやすい」という声
東海理化の担当者に取材したところ、このサービスを導入した企業からはデジタルキーへの利便性について高評価をもらうことが多いそうです。
デジタルキーを利用できることで、開け閉めの記録が管理画面に表示されるようになり、社用車の稼働状況がすく判断できます。
そのため、導入した企業からは利用予約の延長や予約済みなものの利用されていない車を有効活用することが可能になったとのこと。
また、アプリが鍵代わりとなるので、鍵の返し忘れなどがなく、鍵が管理しやすい点も評価されているそうです。