湘南～西湘の各海岸では、9月に入ってからシロギスが上向いてきている。ピンギス交じりながらも茅ヶ崎、平塚、大磯海岸あたりでは30尾前後の釣果が上がり、例年どおりに秋のベストシーズンを迎えようとしている。今回は9月の3連休の中日に実施したキス釣りの様子をお伝えしよう。
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（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎）
前羽海岸のサーフ投げ釣り
9月17日（日）は3連休の中日。釣り場は混雑が予想されるので早朝の釣行を予定していたが、まさかの出遅れ。主要ポイント付近の駐車場はすべて満車で、ようやくたどり着いたのは岩礁混じりの前羽海岸だった。
釣り場の様子（提供：週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎）7時をすぎてしまったので、急いで浜に降りて準備。海はナギで濁りなしの好条件だ。第1投を3色に投入すると、仕掛けの着水を待っていたかのように秒で強いアタリがある。
巻き上げに入ると、波打ち際を右に左に横走りする。青物確定と思ったが、魚の姿が平べったい。手元に引き寄せて確認すると、コバンアジの2連だった。
ターゲット変更
その後も、投入するたびにアタるものの、すべてコバンアジで、着水直後にハリ掛かりしてしまい、仕掛けが底に着く間がない。都合、5投で10尾以上釣れてしまった。これではキスは釣れないので、投入距離を近くしてみる。
1色の距離だと着水直後にはアタらず着底するが、ものの数mも探らないうちに、今度はカンカンと金属的なアタリがあり、巻き上げてみるとエサがすべて取られている。こんなアタリの出方をする魚は1つしかない。次投からは、この魚を狙う釣り方を試してみた。
カワハギをキャッチ
仕掛けが着底したら、カラアワセをするように竿を大きくシャクリ上げる。そうすると、この1回の動作で大抵は魚が掛かるので、巻き上げに入る。姿を見せたのは、予想どおり手のひらサイズのカワハギ。
秋になると、岩礁地帯に群れを作って入ってきて、エサだけをキレイにかすめ取っていく。群れが大きいと、我先にとエサを追うので、連で掛かってきて引きは楽しめるが、エサと仕掛けの消耗が激しい。
エサ切れのため納竿
当日もほとんど2連以上で掛かってきた。結局、この日はカワハギ釣りに終始してしまい、2時間でエサ切れのため納竿。持ち帰りは、ハリを飲んでしまったカワハギ3尾と、間違って掛ったシロギス1尾。コバンアジ多数とベラ数尾はリリースした。
アタリと引きは楽しめたが、なんとも忙しい釣行になってしまった。やはり、この時期は砂底の場所に行かないと、シロギスの好釣果は望めないだろう。
当日の釣果（提供：週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎）釣り場は交通JR国府津駅から徒歩20分。コンビニエンスストアは駅周辺にある。釣り具店はないのでエサは持参すること。
釣り場詳細（提供：週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎）
＜週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎／TSURINEWS編＞
