篠原有司男氏と篠原乃り子氏による二人展、「キューティー&ボクサー、ニューヨーク」が10月27日(金)~11月12日(日)の期間、「PAHO Gallery(パホ ギャラリー)」と「SANPO STUDIO(サンポースタジオ)」にて2会場同時開催される。

広島初となる二人展に足を運んでみてほしい。

「ボクシング・ペインティング」のパイオニア

篠原有司男氏は、1932年東京都生まれ。東京藝術大学中退後、吉村益信さんらと「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」を1960年に結成し、過激なパフォーマンスで注目を集める。現在はニューヨークを活動拠点とし、「ボクシング・ペインティング」をはじめとするエネルギッシュな作品で国内外から高い評価を受ける。

篠原有司男氏の妻でありアーティスト

篠原乃り子氏は、1953年富山県生まれ。1972年、美術を学ぶためニューヨークへ。半年後に有司男氏と出会い結婚。自身の分身である“キューティー”のシリーズが、夫との日常を綴ったドキュメンタリー映画、『キューティー&ボクサー』をきっかけに注目を集めるように。

広島初となる篠原有司男氏と篠原乃り子氏による二人展

キャンバスをボクシングのグローブで殴るようにして絵を描く、「ボクシング・ペインティング」で有名な篠原有司男氏と、50年間、妻としてアーティストとして、有司男氏を支え続けてきた篠原乃り子氏。同展では、ニューヨークアート界の中心にいる2人の作品を楽しむことができる。

Ushio Boxing Painting「Sky Blue & Dark Green」

Ushio Boxing Painting「Sky Blue & Dark Green」

Ushio Boxing Painting「Blue」

Ushio Boxing Painting「Blue」

同展は、2人が北欧を訪れた記憶と共に制作した、有司男氏の「Everyday Life」、乃り子氏の「北欧の旅から帰ったら」と、オスカーにノミネートされた2人のドキュメンタリー映画「キューティー&ボクサー」をコンセプトにした広島初の二人展。広島市内の2拠点で同時開催される。

Ushio New York Street Scene ニューヨーク・ストリートシーン

Ushio New York Street Scene ニューヨーク・ストリートシーン

Noriko Halloween Party Greenwich Village

Noriko Halloween Party Greenwich Village

世界的に評価の高い篠原有司男氏と篠原乃り子氏の作品を同時に楽しめるこの機会を逃すのは惜しい。

キューティー&ボクサー、ニューヨーク
会期:10月27日(金)~11月12日(日)※期間中無休
会場:PAHO GALLERY、SANPO STUDIO ※2会場同時開催
観覧料:無料

PAHO GALLERY
所在地:広島県広島市中区本通10-1 広島パルコ新館5階
広島パルコ公式サイト 詳細ページ:https://hiroshima.parco.jp/page/paho_ny/

SANPO STUDIO
所在地:広島県広島市中区袋町6-51 サンポービル3階

(角谷良平)

※展示作品の購入は可能