マツダ・カペラ(E-GC6/GC8型)。
マツダのミドルクラス、3代目カペラは1982年9月にFFに大変身。ボディは4ドアセダンと2ドアクーペの2種。5ドアHBはフォード・ブランドからテススターの名で販売された。空力特性を意識したクリーンでシャープなボディ、マグナムと呼ぶ新開発エンジンを採用。足回りをはじめとする基本メカニズムは好評のFFファミリア用をベースに開発。サスペンションは前後ストラットの4輪独立システムを採用。欧州を含めた海外市場を意識した世界戦略車だけに、ハンドリングを中心とする完成度は高く、「1982-1983日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しただけでなく、米国の「1983インポートカー・オブ・ザ・イヤー」も獲得した。イメージキャラクターにフランスの名優アラン・ドロン氏を起用したのも国際モデルであることを印象付けた。カペラは1983年9月に2ℓディーゼル、同10月に2ℓターボを追加。1985年5月のマイナーチェンジでテルスターと同様の5ドアHBが加わった。“俊速、FFスポーツ”を標榜し、機能に優れるだけでなくユーザーの心に響くクルマ作りを“たまらなく、テイスティ”というキャッチで表現したカペラは走り好きを魅了するクルマの代表だった。写真のカタログは1983年3月版(原寸295×250mm/16ページ編集)
※資料提供/ブックガレージ





提供元・CAR and DRIVER
【関連記事】
・「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
・最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
・コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
・2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
・Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ