広大な夜空、またその中にある星と情熱を思わせるブルー。「ZENITH(ゼニス)」のモダンなエル・プリメロ クロノグラフの中で最も人気の高い「クロノマスター スポーツ」に、シグネチャーカラーの文字盤を備えた新作が登場する。
最新モデルは、1980年代と1990年代に製造されたブルーの文字盤とポリッシュ仕上げのスチール製ベゼルを備えるリファレンス「デ・ルッカ」と「レインボー」に着想を得て、完成へと導かれた。
進化し続けるクロノマスター スポーツ ブルー
2021年のジュネーブ時計グランプリ(GPHG)で「クロノグラフ」賞を獲得した「クロノマスター スポーツ」は、高振動自動巻クロノグラフの製造におけるゼニスの比類なきレガシーの頂点を示している。高振動の精度の限界に挑むこのタイムピースは、1/10秒計測のクロノグラフ機能を備え、ベゼルに刻まれた目盛りがその経過時間を表示。
スポーティでコンテンポラリー、そしてゼニス エル・プリメロの独自性が存分に発揮された「クロノマスター スポーツ」の最新作は、外観全体にステンレススチールを使用し、印象的なブルーの3色文字盤を採用したものとなった。
ブルー文字盤の「クロノマスター スポーツ ブルー」は、2つのエル・プリメロ リファレンス、1980年代後半の「デ・ルッカ」と1990年代初期の「レインボー」から強いインスピレーションを取得。
ポンプ式プッシュボタンを備えた41mmのスチール製ケースの上には、1/10秒表示が刻まれたベゼルが配置されている。「クロノマスター スポーツ」のコアコレクションとなるスチール製モデルで初めて、セラミックに代わりステンレススチールがベゼルに採用されているのも特徴のひとつ。
ポリッシュ仕上げの表面とブラックで刻印されたマーカーの組み合わせはレトロなムードを色濃く漂わせ、エル・プリメロの歴代モデルを彷彿とさせる。バックルで調節可能な3連のスチール製ブレスレットが、スポーツシックな外観をいっそう際立たせている。
ブルーの文字盤が輝くクロノマスター スポーツ
サンバースト仕上げのメタリックブルーが輝く「クロノマスター スポーツ ブルー」の最新文字盤は、コントラストとテクスチャー、深みを融合。グレーとブルーで彩られたクロノグラフカウンターはこれまでになく存在感を放ち、カウンターと文字盤ではトーンと仕上げの異なるブルーが使われ、日付表示も文字盤と色を合わせて仕上げられている。
クロノグラフの豊富なコレクションに新たに加わった「クロノマスター スポーツ ブルー」は、エル・プリメロ キャリバーの最新バージョンとなるエル・プリメロ 3600を搭載し、性能と精度でも進化を遂げた。5Hz(36,000VpH)の高振動により、このムーブメントは1/10秒を非常に精確に計測できます。持続時間にも改良が施され、60時間のパワーリザーブを有している。
サファイアガラスのシースルー仕様になっているケースの裏蓋からは、ブルーのコラムホイールや、ゼニススターがあしらわれたオープンローターなど、より滑らかで、よりオープンなデザインを採用したムーブメントの新しい構造をはっきりと見ることが可能だ。
ブルーの文字盤により、深みと美しいコントラストを提供する本作。腕元を洗練された印象へと導いてくれることだろう。
(akihiro takeji)