サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今年11月にFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選を控えている。来月上旬にメンバー発表の予定だが、ポルトガル1部ポルティモネンセ所属GK中村航輔に選外の可能性が浮上している。
中村はポルティモネンセの正守護神として活躍していたが、6月20日の国際親善試合ペルー戦で負傷すると、今季は開幕から出遅れ。8月26日のリーグ戦で復帰し、その後も1試合でフル出場した後、日本代表に合流した。
しかし先月12日に行われた国際親善試合トルコ戦で、前半終了間際に相手選手との接触により右肩を負傷。以降、ポルトガル1部リーグ戦全試合を欠場しているほか、今月の代表メンバーから外れている。
中村の状態が心配される中、ポルトガル紙『ア・ボーラ』は今月23日に「ポルティモネンセは28日のエストリル戦を前に、4名の負傷者を抱えている。最も複雑なケースは中村だ。この日本代表GKはトルコ戦で右肩を負傷しており、復帰はまだ先だ」とリポート。
依然として復帰の見通しが立っていないだけに、今月のカナダ戦、チュニジア戦につづき北中米W杯予選でもメンバー外となる可能性があるようだ。
日本代表のGK陣では、今月の国際親善試合でGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)とGK鈴木彩艶(シント=トロイデンVV:STVV)がプレー。欧州で実績十分な中村の負傷にくわえて、GKシュミット・ダニエル(STVV)の所属クラブにおける出場機会減少もあり、正守護神が定まらないままW杯予選に臨むことになりそうだ。