アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋は、今月22日に行われたプレミアリーグ(イングランド1部)第9節チェルシー戦で途中出場。守備面での貢献度が大きく、チームも2-2と引き分けに持ち込んだだけに、アーセナルOBが冨安の起用法でミケル・アルテタ監督を批判している。
2021/22シーズンからアーセナルでプレーしている冨安は、今季ここまでプレミアリーグでスタメン出場わずか1試合。左サイドバックでDFオレクサンドル・ジンチェンコの控えに甘んじている。それでも今月8日に行われた第8節マンチェスター・シティ戦では、途中出場から決勝ゴールを演出。そしてチェルシー戦では0-2で迎えた後半キックオフからピッチに立つと、自陣左サイドでFWラヒーム・スターリングの突破を阻止。勝ち点1の獲得に貢献した。
それだけに英紙『イブニング・スタンダード』や英メディア『フットボール・ロンドン』は、冨安に10点満点中「7」とチーム最高タイの評価を与えるなど、守備面での貢献度を評価している。
そんな中、アーセナルOBのイアン・ライト氏は冨安のスタメン起用を猛プッシュ。自身のポッドキャスト番組でチェルシー戦を回顧した際、以下のようなコメントを残している。
「僕ならば、チェルシー戦で冨安をスタメン起用していた。スターリングが好調とみられていただけに、冨安をベンチに置いたことに私はとても驚いている」
なおライト氏はFWカイ・ハフェルツのベンチスタートにも言及。「彼が先発しなかったのにはショックだった。チェルシーを離れてライバルクラブのアーセナルに来たわけだし、彼自身おのずと何か成し遂げようという気持ちを持っているからだ」と、アルテタ監督の采配に厳しい視線を送っている。