トレンドマイクロ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長 (CEO) エバ・チェン)の子会社で、自動車向けサイバーセキュリティ分野のリーディングカンパニーであるVicOne(ビックワン、渋谷区、最高経営責任者(CEO) マックス・チェン)は、10月24日、国際的な市場調査・コンサルティング会社Frost & Sullivanによる、「2023年競争戦略リーダーシップアワード(2023 Competitive Strategy Leadership Award)」を受賞しました。
本アワードはFrost & Sullivanの「ベストプラクティスアワード(Best Practices Awards)」の一つであり、毎年、戦略的な競争手法を用いて、市場シェアの拡大、競争力あるブランドポジショニング、そして顧客満足度の向上に結びつく戦略を成功させた企業に対して授与されています。「ベストプラクティスアワード」は、リーダーシップ、技術イノベーション、顧客サービス、そして戦略的製品開発において顕著な成果と優れたパフォーマンスを達成した企業を認めるもので、各業界に通じたアナリストたちによる世界中のプレイヤーの比較、詳細なインタビューや分析、そして幅広いセカンダリリサーチをもとに、業界のベストプラクティスを明らかにするものです。
「2023年競争戦略リーダーシップアワード」 受賞の背景:
VicOneは、30年以上の経験と専門知識を備えたトレンドマイクロの子会社として、自動車メーカー(OEM)およびTier 1サプライヤーがより安全かつスマートな車両を開発できるように幅広いサイバーセキュリティソフトウェアとサービスを提供しています。VicOneの高度なセキュリティ専門知識、積極的な製品展開、戦略的な提携、柔軟なソリューションと価格戦略、高度な脅威情報分析、そして優れた顧客サポートを通じて、日本の自動車向けサイバーセキュリティ業界における優位性を示したことが、今回の受賞につながりました。
◇柔軟なソリューションと価格戦略:
VicOneの柔軟にカスタマイズ可能なソリューションは、顧客がシステムの複雑さやそのプロジェクトで求められるサイバーセキュリティのレベルに応じて、必要なツールを選択購入できるようにしています。また価格設定戦略も、顧客の規模、サイバーセキュリティの成熟度、監視が必要な車両の数に合わせて調整されています。
◇積極的な製品展開:
VicOneは、進化する自動車関係者の安全性への要望に応えるため、幅広い製品群をさらに拡充させています。例えば、VicOneはスマートコックピットが自動車メーカーの新たなフロンティアになると認識し、2023年1月に未来志向のSmart Cockpit Protectionを発表しました。同社は、業界が速やかに最先端の機能を追加し、車載インフォテインメント(IVI)システムを通じてアプリケーションを車両に結びつける方向に動いていることを予見ており、その結果として、これら新しい自動運転システムを悪用するハッカーから保護するための革新的なセキュリティツールを用いて、市場での支配的な地位を強化しました。
◇戦略的な提携:
さらにVicOneは、一般社団法人J-Auto-ISACと連携することで、自動車産業の最新トレンドを常に把握し、トップクラスの地位を保持しています。また、パナソニック オートモーティブシステムズ、日立Astemo、NXPセミコンダクターズなど、世界をリードする自動車部品サプライヤーとの協力を通じ、競争力の強化と日本の自動車サイバーセキュリティ業界におけるブランド・評判の向上に努めています。
VicOne最高経営責任者(CEO) マックス・チェン コメント:
「VicOneの、OEMや自動車サプライチェーン全体の保護のためのサイバー脅威インテリジェンスにおける卓越した専門性をFrost & Sullivanに認められ、「2023年競争戦略リーダーシップアワード」 を受賞することができて非常に光栄です。今回の受賞は、VicOneがコネクテッドカーやソフトウェア・ディファインド・ビークル(SDV)向けの総合的なセキュリティソリューションにより日本と世界の自動車業界に対して強いコミットメントを発揮していることを証明しています。」
Frost & Sullivan上級産業アナリスト ヴィヴィエン・プア(Vivien Pua)氏 コメント:
「VicOneのSmart Cockpit Protectionは、IVIシステムとアプリケーションを保護する多層的サイバーセキュリティ機能を提供しています。これらのソリューションはVicOneの、未来の自動車を守り、製品戦略を自動車業界の技術戦略と一致させるというビジョンを体現しており、同社を自動車向けセキュリティにおける第一人者たらしめています。また同社はトレンドマイクロの新設子会社であり、自動車サイバーセキュリティ分野での戦略的提携と協働プロジェクトを推進する莫大な潜在能力を持っています。その卓越した総合的パフォーマンスが評価され、日本の自動車サイバーセキュリティ業界において、VicOneがFrost & Sullivanの「2023年競争戦略リーダーシップアワード」を受賞するに至りました。」
Frost & Sullivanについて
Frost & Sullivanは、過去60年間にわたって、投資家、経営層、そして政府が経済変動をうまく乗り越え、革新的技術やメガトレンド、新しいビジネスモデル、そして取り組むべき会社を特定するためのお手伝いをすることで、世界的な認知を得てきました。これが、同社が将来の成功へと繋がる成長機会を絶え間なく創出する原動力となっています。
VicOneについて
VicOneは、未来の自動車を守るというビジョンを持ち、自動車産業向けに幅広いサイバーセキュリティソフトウェアやサービスを提供しています。自動車メーカーの厳しい要求に応えるために開発されたVicOneの各ソリューションは、現代の車両が必要とする高度なセキュリティニーズにマッチし、セキュリティを確保、スケーリングするように設計されています。VicOneは、トレンドマイクロの子会社であり、トレンドマイクロが30年以上にわたって培ってきたサイバーセキュリティ技術をベースにしています。これにより、類まれな自動車の保護と深いセキュリティへの洞察を提供し、お客様が安全でスマートな車両を開発できるよう支援しています。
■ご参考:現在のVicOneパートナー日本企業
•富士通 :高付加価値なVSOCサービスの実現に向けた協業
•ティアフォー :セキュアな自動運転実現に向けた協業
•日立Astemo :コネクテッドカー向けセキュリティソリューション連携・協業
•パナソニック オートモーティブ:次世代コックピットシステム向け仮想化セキュリティの共同開発
【日本法人名】VicOne株式会社(英語名:VicOne Corporation)
【グローバル代表】CEO マックス・チェン
【日本法人役員】会長 マヘンドラ・ネギ、 マックス・チェン等
【設立日(台湾)】2022年6月
【設立日(日本)】2023年6月(登記月)
【従業員数(グローバル)】約100名
【本社所在地】日本、東京都渋谷区代々木2―1-1 新宿マインズタワー
【事業内容】自動車向けサイバーセキュリティソリューション